2010年 08月 31日

その25 <イヌビユとヤブカンゾウ>

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                          利口げな(りこげな)=賢そうな、スマートな、カッコイイ

                                          つづく






<ヤブカンゾウのつぼみの保存>

夏。ヤブカンゾウのつぼみを採取します。
ちょっとオレンジ色がかってきた、大きなつぼみがおすすめ。
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つぼみを枝からはずし、3分ほど蒸します。
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蒸したものをザルに広げて天日干し。
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かんかん照りの夏空の下でも、水分が飛んで完全にカラカラに乾くまでには、数日かかります。
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完全に乾いたら、乾燥剤と一緒に袋に入れて、冷暗所で保存。
猛暑の続く夏場は、冷蔵庫に入れておいても良いでしょう。

こうして干したものは、「金針菜」と呼ばれる中華料理の食材となります。
鉄分が豊富な食材なのだとか。
もちろん、ノカンゾウのつぼみでも同様にして保存できます。



<ヤブカンゾウのつぼみとニンジンのキンピラ>

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   材料 : 乾燥させたヤブカンゾウのつぼみ適量、ニンジン1本、唐辛子1本
   調味料 : しょう油、酒、三温糖(好みの量で)


天日干ししたヤブカンゾウのつぼみを30分~40分、水に漬けて戻します。
軽く水気を切り、つぼみの固い部分を切り落とします。
ニンジンは細切りに。
唐辛子は種を取り除きます。
フライパンにゴマ油を熱し、唐辛子を弱火でゆっくり炒めます。
ここにヤブカンゾウのつぼみとニンジンを加え、炒めます。
全体に油が馴染んだら、調味料を入れ中火でさらに炒めます。
全体がしんなりしたら、器に盛り、炒りゴマを降ります。






乾燥させたヤブカンゾウのつぼみには、ほんの少しだけ苦味があります。
山菜らしいほろ苦さなのですが、この苦味が苦手な方は、水戻しした後、1度ゆでこぼすと良いでしょう。

独特の風味があって美味しいヤブカンゾウのつぼみ。
ヤブカンゾウのつぼみの収穫が終わった頃、里山ではササユリやコオニユリが咲き始めます。
ヤブカンゾウを味わった後なので、同じユリ科のこれらの花のつぼみも、美味しそうに思えるのですが・・・・・・・・
山菜の本に、ササユリやコオニユリのつぼみが食べられるという記述を見かけないところからして
・・・・・・・・・・・・・・・・多分、美味しくないんでしょうね。
先人達は、いろんな植物を食べてみているはずですから、
先人達が食べたがらない物は、多分「不味い」ものなんでしょう。
ただ、ササユリやコオニユリのユリ根は美味しいそうなので、いつか挑戦してみたいものだと思います。

イヌビユについては、実は、まだ実際に食べてみたことが無いのですが
花穂の出る前の、若い葉や茎がクセが無くて美味しいのだそうです。
夏、畑のちょっと空いたスペースに、すきあらば!という感じで繁殖してくるイヌビユ。
草刈りしても、根っこが残っていると、夏中、復活してくるやっかいな雑草ですが、
「復活してきたところから食べれば良い」と考えれば、2期作、3期作、4期作も可能な優秀な食材・・・
と思えなくもない・・・・・・・・・・・・・・・・ですか?(無理かーーー)






        このブログ上の漫画、写真、文章の著作権は、すべて高橋はるのにあります。
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by t-haruno-2 | 2010-08-31 16:15 | Comments(11)
Commented by nature21-plus at 2010-08-31 23:09
こんばんは&ご無沙汰です。
石積みにずーーーーーっと没頭しておりまして…。(笑)
しかし、イヌビユ、島根の呼び方面白いです。
「ふえ」と「ひえ」の間あたりの発音になるのかな。食べ方は、はるのさんが書かれたような感じですけど。で、面白いことに妙さんたちは食べないようです。
おいらは、隣町の雲南市加茂町の知人が調理したのいただいてから良く食べるのですが…。こういう食材の対応って地域性があって面白いですよね。
Commented by kids-the-me at 2010-09-01 00:03 x
はじめまして。
こども達と自分達が楽しめるよう里山で暮らそうと思い、
今年になって家造りと敷地の整備を始めました。
先日、櫨の木とノグルミの木を伐って櫨にまけたのですが、
いろいろ検索していたら山の子のブログに辿り着きました。

私も春から真竹の竹林を頑張って伐採したら、たくさんの
竹の子に愕然としつつも全部をおしょって食べたりしてて、
とっても共感を持つことができました。
何よりわかりやすくてとても勉強になります。

最近は葉っぱの図鑑をながめながら何の木なのかを、
一つ一つ勉強しながら、少しずつ光が入るように、
気持ちの良い場所にできたらと思っています。
まだまだ竹がいっぱいでまずはそちらが先ですけど。

またいろいろ教えてください。
更新楽しみにしております。
Commented by sakko at 2010-09-01 01:15 x
ヤブカンゾウは畑の横の水路の向こう側の田んぼの畦に沢山生えていましたが、何回も除草剤をうたれてついになくなってしまいました。ヤブカンゾウ、何処かに生えてないかな~。
ニンジンとのきんぴらおいしそう。

あの雑草はイヌビユというのですか。
最近、草刈り機で草が全部刈り取られてしまい、
コロの好きなセイタカアワダチソウもなくなりました。
一番先に葉を出したのはこの「イヌビユ」です。、
今、コロのお気に入りになっています。
そうか、人間にだって美味しいのですね。

明雄君、見かけによらず、いい青年ですね
青子さんといい感じ・・・・・・。
今後どうなるのかな
Commented by t-haruno-2 at 2010-09-01 14:46
>nature21-plusさん
こんにちは。
この猛暑の夏、連日の作業、本当にお疲れ様ですーーー!!!
それにしても
「ふえ」と「ひえ」の中間くらいの発音・・・?
ううむ、これは実際に聞いてみないと。
多分、今、私が頭の中で想像している発音とは、ビミョウに違っていることでしょう。
で、
近い町でも、食べない地域もあるんですねぇ。イヌビユ。
ワラビやツクシより、はるかに下処理が楽な山菜なのに・・・・・・・・全国的にポピュラーじゃないというのが不思議です。
何でかな???民俗学的には、きっと理由があるんでしょうね。
ともあれ、私も、是非、イヌビユ、食べてみないと!
Commented by t-haruno-2 at 2010-09-01 14:57
>kids-the-meさん
はじめまして。
コメントをありがとうございます。

わぁ~~~。里山暮らしを始められるのですか。良いですねぇ。うらやましい。
それまでの整備は、本当に大変なことと思いますが、どんどん見違えるようになって来ていることでしょうね。
我が家は、通いの里山整備ですが、めげずに続けることの大変さを痛感しつつ、せっかくここまで手入れした山が、もとの荒れ放題に戻るのは耐えられない!
と意地で続けています。
手入れされた冬の里山は、本当に気持ちが良いですし。
山菜採りの楽しみもありますし。
kids-the-meさんのお子さんは、これから里山でいろんな経験が出来ますね。素晴らしい!
気持ちの良い山づくり。頑張ってくださいね!
Commented by t-haruno-2 at 2010-09-01 15:04
>sakkoさん
えっ。
コロちゃん、イヌビユを食べてますか!
そうなんだ~~~。ワンちゃんも食べるのですね。
復活の早い、なんぎなイヌビユ。草刈り後も、いち早く復活したようですね。
さて、セイタカアワダチソウが復活した際には、コロちゃん、どちらを選ぶかしら・・・
やっぱりセイタカアワダチソウ???
コロちゃんが好んで食べるくらいだから、セイタカアワダチソウもクセが無いのでしょうか???
(でも、人間は食べないですよね。山菜の本にも載ってないし・・・・・・・・、
むむむ、コロちゃんの好みの不思議さよ)

青子と明雄の夢や未来がシンクロする日が来るでしょうか。
さて・・・。
Commented by tanntannko1 at 2010-09-02 15:23 x
イヌビユ初めてしりました。ヤブカンゾウはこの前harunoさんから、教わったので、漫画をみているとあーあれねって思えてうれしかったです。 ヤブカンゾウのきんぴらとてもおいしそうです。乾燥して保存してまた食べられるのもいいですね。私は、だいぶ前に、ゴーヤを乾燥させて、煎ってお茶を作りました。苦いけれども、いけますよ!
Commented by t-haruno-2 at 2010-09-02 19:41
>tanntannko1さん
ゴーヤのお茶!
わ~~~。
スライスしたゴーヤを乾燥させて、干しゴーヤにする人は多いですが、
お茶!
なるほどねー。
たくさん採れたゴーヤの保存方法には、その手もありましたか。
煎ると風味が増して美味しいでしょうね。
夫の実家で、毎夏ゴーヤを栽培してて、食べきれずに持て余しているのです。
毎夏、たくさんもらって帰るのですが、よし、来年は、ゴーヤのお茶に挑戦してみましょう。
良い方法を教えてくださって、どうもありがとうございます♪
Commented by けい at 2010-09-03 15:11 x
野草・山菜の世界って奥が深いと毎年思い知らされてます。
食べられて美味しいものを知ることは嬉しいですよね。
カンゾウは群生地まで行けば採集できるのですが、開拓民は多忙でなかなか。
でもこの「金針菜」、いつか作ってみたいです。

ミズは発見しましたけどアイコも見つけたい。
食べられる野草を求めて、だんだん欲深くなります。(笑)
Commented by t-haruno-2 at 2010-09-03 22:51
>けいさん
本当にそうですね。
毎年、何かしら新しい「食材」が見つかる里山。
食べ方を覚えて「ひとつ賢くなった」という気分です。
まだまだ私なんか野草・山菜の世界の入り口に立ったばかり。
奥はどこまで広がっているのだろう・・・と、まるで洞窟探検のようです。
ミズは、私もずっと気にしている山菜なんですよ~~~。
発見しましたかー。ウラヤマシイなぁ!!!
アイコは、初めて聞く名前ですね。
全国的に「アイコ」なのかしら。
こちらにもあるかな???
Commented by t-haruno-2 at 2010-09-03 23:25
>けいさん
アイコ。わかりました、わかりました。
そうか、ミヤマイラクサのことなんですね。
う~~~ん、こちらにもあるかなぁ。
探してみなきゃ!


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