山の子

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2011年 08月 30日

その35 <橙のピール>

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                                       つづく





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珍しい橙のピールのアイディアと写真は、sakkoさんよりお借りいたしました。
橙のピールのレシピは、sakkoさんのホームページのこちらのページをご覧ください。





この1年ほど、各地の道の駅やおみやげ物売り場で必ずと言っていいほど目にするのが
「食べるラー油」です。
地元の食材を使った、「◎◎町の食べるラー油」といったもの。
これは、もともと沖縄・石垣島のとある食堂が作っていたオリジナル商品だったと聞いているのですが
美味しいとの評判が伝わり、
TVや雑誌で取り上げられたとたん
全国から引き合いが来た・・・・・と同時に、
真似をした商品が、全国で乱立。
今では、本当に、どこに行っても「食べるラー油」だらけです。

情報化時代とは恐ろしいもの。
町おこしのために素晴らしい特産品を開発しても、
真似しやすい品なら、またたく間に類似品が全国で生まれる21世紀です。





徳島県の山間部にある上勝町(かみかつちょう)という町は
モミジの葉や杉の葉など、料理に添えられる「ツマモノ」と呼ばれる商品で町おこしをしています。
葉っぱを売って年収2000万円のおじいさん、おばあさんがいる町
として、マスコミでも再三取り上げられているので
ご存知の方も多いことでしょう。
ツマモノに着眼した最初の発案者がすごい!と思うのは
これら葉っぱ類ならとても軽いので、高齢の方の多い山間部でも収穫や出荷が楽に出来ること。
そして
イノシシや猿に、商品を狙われないこと。
まったく素晴らしい特産品だと思います。

じゃあ、似たような環境の土地から、真似してツマモノビジネスに参入してくる町や村はないのかな?
気になるところですが
良質の葉っぱを収穫するためには、良い樹が必要。
野菜と違って、樹を育てるには時間がかかるので
すぐには真似できないのかもしれません。
とは言え、
いつかはライバルが登場するのではないかしら・・・・・・・・・・と、心配ではあるのですが。





何で町おこしをするのか?
わが町の特産品って何?
ってことを考えるのは、とてもとてもとても大変な時代になりました。
追随者がすぐに出て来ること、
そして、
漫画に描いたように、簡単に消費され、移り気な消費者にいともアッサリと忘れ去られてしまうことも含めて。

でも、青子には、めげずに考え続けて欲しい。
立ち止まるな、青子。
走りながら考え続けろ。





     このブログ上の漫画、文章の著作権は、すべて高橋はるのにあります。
     無断での転載、転用はご遠慮願います。
     リンクはフリーです。

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by t-haruno-2 | 2011-08-30 15:59 | Comments(16)
Commented by honeyfire at 2011-08-30 19:02
こんにちは。お久しぶりです。

久しぶりの山の子の更新、楽しませていただきました。
青子さんと明雄さんの心理がうまく描写されているところも、面白いです。
農家の事情には通じていないのですが、いつも山の子で学ばせていただいています。
橙のピール、とってもおいしそうですね!
Commented by いちしんふたば at 2011-08-30 19:11 x
昔、みかん農家にはお気の毒でしたが
安いみかんが手に入りました。
甘さもあたりはずれがあって。それは量で許せました。
今は糖度が管理されてスーパーでは甘い果物だけが
高値で売られています。戦後生まれの目上の方で
果物の強い酸味に拒否感をもたれるのを見ますが、
味覚も多様化しており、すっぱいことが売りの品物が
あっていいと思います。
(でも、できれば安くで買いたい。)

はじまったばかりのみかん園に行くと、
まだ青くて酸味の強いみかんが採れる。
関東にいたときはよく三浦海岸へ行きました。

季節と旅と収穫の楽しみをコーディネートできれば。
その景観作りとしての里山管理もあるのかなと思います。
自分は仕事で他人の山の間伐をしていても、
この林道を通るライダーさんが、また走りたいと
思ってくれたらなと思いながら伐っています。
Commented by sakko at 2011-08-30 22:45 x
橙のピール、どんなお話になるのかなと楽しみに待っていました。
私のピールのレシピをとりあげていただいてうれしいです。
これから清子ちゃん、如何するのかな。

コナミの友人でケーキ屋さんにバイトに行っている人に橙のピールをあげたら、
「これ、お店で売っているけど、高いですよ」といっていました。
私のと食べ比べてみたい気がしました。

清子ちゃん頑張れ・・・です
Commented by nagmogura at 2011-08-31 10:15 x
こんにちは、初めまして。
いつも楽しく読ませて頂いてます。
青子さんの葛藤、特に今回の特産品については、全国のいなかの人ならみんな考えてることなんだなーと、改めて思いますね。
私も南の島のいなかに住んでいるので、特産品特産品と常に考えているところで・・・。むむむ。

次回も楽しみにしていまーす。
Commented by mikeblog at 2011-08-31 10:39
うーん、私は明雄さんの意見に賛成です。道の駅は今はその地方の特産品を買える場所として大事な存在です。そこで買うからこそ価値があるので東京のデパートなどで品評会のように並べられたら悲しいな。
食べるラー油はもうすぐブームが去るのでは?だって私は自分で好きに作っているし一回も買ったことはありません。
さて青子ちゃんはどういう結論を出すのでしょうか。
明雄さん、すばらしい!今後に期待します。
Commented by t-haruno-2 at 2011-08-31 19:15
>honeyfireさん
いつも読んでくださって、ありがとうございます。
橙のピール。
橙がたくさんあったら、私も作ってみたいものです。
sakkoさんのブログでいつも拝見しているのですが
本当に美味しそう。
そちらだと、柑橘類はイタリアとかスペイン産になるのでしょうか。
ビターオレンジって、どんな種類があるのかな?
きっとそちらでも、美味し~~~~~いビターオレンジのピールがあるのでしょうね。
Commented by t-haruno-2 at 2011-08-31 19:25
>いちしんふたばさん
そうなんですか。
はじまったばかりのみかん園のみかんって、酸っぱいんですね。
樹が若いから?土が肥沃じゃないから?
色々理由があるのでしょうね。
おっしゃるとおり、スィーツだのなんだの、これだけ甘いものが氾濫している今のこの国で
いつまでも甘味だけを追求した果物作りというのは・・・・・
正直、私も勘弁して欲しいと思っています。
酸味のあるみかんや、いちご、もっと出てきて欲しいですね。
それが、これからはホント売りになると思う。

都会へ物や人を供給するだけの場所から
地方へ都会の人を引っ張って来られるようになれたら・・・・・。
土地の収穫物を土地で消費することで、里山の景観を守れたら・・・・・。
願いは、皆、一緒ですね。
いちしんふたばさんが、間伐に込める気持ち。素敵です。
Commented by t-haruno-2 at 2011-08-31 19:29
>sakkoさん
素敵なアイディアを使わせてくださって
本当に、ありがとうございました。

うんうん。
売ってるのは、きっとすごく高いですよ。
橙の生産は少ないし、
それに、すごく手間がかかってますもんね。ピール作りは。
sakkoさんのピールも、もし売れば、かなりの高値で完売できるのでは。
美味しいし、珍しいですもの。
あのチョコがけのがね、また綺麗で美味しそうで素敵なんです。
Commented by t-haruno-2 at 2011-08-31 20:38
>nagmoguraさん
はじめまして。
コメントをありがとうございます。
とっても励まされます。嬉しいです。

そうですか。
nagmoguraさんも、特産品に知恵を絞ってらっしゃるのですね。
全国、どこの方も、頭を悩ませていることでしょうね。
地元にいると「こんなん、どこにでもあるんじゃないの?」
と思っているものが、実は新鮮な魅力を持っていたり・・・・・。難しいですよね。
でも、難しいけれど、日々の葛藤から素晴らしいものが生まれると良いですね。
きっと生まれます!
nagmoguraさん、GOGO!
Commented by t-haruno-2 at 2011-08-31 20:43
>mikeblogさん
道の駅って、本当に楽しいですよね。
で、そうそう、そこで買うから倍楽しい。

今、取っている全国新聞で、1年間くらい
デパ地下のカリスマバイヤーなる人達の仕事を紹介する記事が
連載されていたんですが
バイヤーさん達も、そりゃ、すっごい努力をしているのはわかるんですが
次から次へと目新しい商品を探してきて置く
という態度に、なにか不愉快なものを感じてしまいました・・・・・。
デパートで紹介されて、顧客がついて
その後、お取りよせが増えるってこともあるでしょうけれど・・・・・。
やっぱり、欲しけりゃ買いに来て!
ですよね。
Commented by kids-the-me at 2011-09-01 00:09 x
うーん。難しいテーマですね。
明雄さんも青子ちゃんも間違ってないし。

東京とか地方とかでなくて、人なんじゃないかな
日本人が、現代人がどうかということのような気がします。
買う人、売る人、作る人のそれぞれが変わっていかないと
いけないと今は強く思っています。

私も特産品や欲しいものを作っているところで買うは好きで
家族には申し訳ないですが各国、各地へと付合ってもらってます。
なるべく作っている人の顔を見て、話をしてから買いたい、
頑張っている人をできるだけ応援したいと思っています。

二人で頑張ってほしいです。
Commented by t-haruno-2 at 2011-09-01 20:46
>kids-the-meさん
作っている人に会う、
作っている人を知る
って素晴らしいことですよね。
あまりにも簡単に、しかも安く商品が手に入る今の時代
誰かが汗を流してこれを作っている
ということを、丸っきり想像しないで物を消費する人だって多いことでしょう。
だから、簡単に捨てたり、食べ物を食べ残してゴミ箱にさえ捨てないで、道ばたにポイと捨てて行く
なんて人も出てくるんだろうなぁ・・・・・。
買う人は作る人のことを、
作る人は買う人のことを、もっともっと想像する必要があるのかな
と感じています。
kids-the-meさんのおっしゃる「それぞれが変わっていく」
と重なるところがあるでしょうか?

難しい問題ですが、青子や昭雄を通して
私も一所懸命考えて行きたいと思っています。
Commented by mihohakamata at 2011-09-02 21:46
今回もいいですねー。
深い!
里山体験ツアーというのがあったら
四季を通してして参加してみたいです。
お料理教室も含めていただいて。

Harunoさんのブログ最初から読んでいたら、
妙に日本が恋しくなってしまいました。
夢実現はやはり日本でかしら・・・
Commented by t-haruno-2 at 2011-09-03 13:46
>mihohakamataさん
ありがとうございます。
とても励まされます。

イングランドの都市郊外の風景をTVなどで見ていると
ロビン・フッドが住んでいたシャーウッドの森のような所を伐り開いて
羊牧場を作っていった結果が、今のあの風景なんだな
あれがイングランドの里山なんだな
って感じます。
日本の里山は、この50年、随分と見捨てられて昔のように利用されなくなってしまったけど
イングランドの里山は、今も生活によく密接してて
なにより、日本の山に入っていくのと違って、入って行きやすくて
ベリーを摘んだり、キノコを採ったり、気軽に利用しやすそうで
良いなー
って思うんですよ。
でも、山の傾斜のきつい日本の里山にも、日本の里山ならではの魅力がありますね。
うん、四季を通しての収穫体験&お料理ツアー、
良いですね。
そういうので、里山の魅力をPRするのも素敵。
イングランドの里山でも、そういうツアーに私、参加してみたいですねー。
Commented by u-suke at 2014-03-25 22:50 x
特産品の葛藤、すごく良くわかります。

自分は、東京のデパートで売られていてもそれを売ってくれている人と気持ちが共有できているかが大事だと思っています。
自分たちの土地のことや、暮らしのことを理解したうえで共感し、翻訳して都会のお客さんに紹介してくれる人なら一緒にやりたい。その結果として、買ってくれた人が旅してきてくれたら、とてもうれしいことです。

また、当然地元でしか買えないものもあってしかるべきだと思います。
自然相手の一次産業では、どうしても「規格」に合わないものが出てくると思いますし。だからこそ「加工」することで無駄を少なくできると思います。また、そういった背景を察しやすい「道の駅」や直売所では特に気にしないお客さんも多くいらっしゃるので、やりやすいように感じます。

結局いろんな葛藤がありながら、自分たちの思いを伝えることしかできないなあと思っています。

B級グルメやなんとかバーガーや、街おこしだけが目的のご当地なんたらは儲け至上主義のように感じられます。
地域の自然と向き合ってきた暮らしの魅力が消費者に伝わり、買ってもらうことでその暮らしや人々の糧になる。そんな流れになればいいですね。

Commented by t-haruno-2 at 2014-03-26 20:23
>u-sukeさん
ああ。それ。それですよね。
売る人との共感。
商品の背景にある、土地や人のことをどれくらい理解してくれているか
大切に思ってくれているか。
バイヤーや販売員さんの心意気が感じられたら、生産者にとって
こんなに嬉しいことはないでしょうね。

道の駅や産直市場が出来たことで
スーパーとは別の商品の流れができました。
地元の人間にとっても、地元の食材を発見する場になって、面白いことになって来たなぁ
と感じます。
志ある経営者の道の駅などは、おっしゃるように地域の自然と向き合った暮らしを応援しよう
という気持ちがバシバシ伝わって来て、良いですね。
生産者も、消費者も元気にしてくれます。
そんなお店が確実に増えていくことを、願っています。


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