2012年 04月 23日

その41 <ヤブカンゾウを食べなくっちゃ!>

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                             つづく






      <ヤブカンゾウのおひたし>
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      材料 : ヤブカンゾウの新芽 好きなだけ
           しょう油または魚醤 好きなだけ
           かつお節、すりゴマ 好きなだけ

      ヤブカンゾウの新芽をきれいに洗う。

      鍋にお湯をわかし、ヤブカンゾウをさっとゆでる。(15~20秒もゆでれば充分)

      ヤブカンゾウをザルにあげて冷まし、水気を絞って食べやすい長さに切る。

      ボウルにヤブカンゾウを入れ、しょう油か魚醤を好みの量かけて和える。

      かつお節とすりゴマを加えて、さらに和える。

      





      <ヤブカンゾウの蕾の食べ方>
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      ヤブカンゾウの蕾を枝から切り離し、水洗いする。
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      5分ほど蒸すか、2分くらいゆでる。(蒸した方が、歯ごたえが残って美味しい)
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      グリーンアスパラガスに似た食感と風味で、際立ったクセは無いので、
      蒸したりゆでたりしたものは、サラダ、炒め物、煮物など何にでも使えて便利。

      また、蒸したものを天日干しすると、金針菜という中華食材となる。







タラの芽やフキノトウ、ウドなどが栽培されて、春先、スーパーの棚に当たり前のように並び出したのは
もう10年以上前になるでしょうか。
栽培されたものは「山菜」ではなく「野菜」と呼ぶべきでしょうが
それら栽培タラの芽などのおかげで、山菜が身近になったのか
自然食品店や、産直市場で、ここ数年「ツクシ」や「ワラビ」の姿が見られるようになってきました。
もちろん、栽培ものではなく、ちょっと摘んで来ましたという風情の品。

正直、
パックに入ったツクシを初めて見た時は
「・・・・・・・・・・・・こういうものは、買うものではなく、探しに行って採って来るものでしょうに」
と怒りの気持ちがわいて来たのですが
毎年、里山で採りきれないほどの山菜を目にしているうちに、考えが変わって来ました。

長く出続けるフキは別として
山菜の旬は、せいぜい2~3週間。
ちょっと長めのワラビでも、1ヵ月半くらい。
そんな短い間だけしか採れないものが、採りきれないくらいあるのなら、売るのも良いんじゃないの?
そもそも、人が山の手入れをして生えるようになった山菜なんだから。

そう、私が売る立場なら、
頑張って汗水流して山の手入れをした結果、
ワラビやゼンマイが生えるようになり、
それを商品にして出荷できたら、嬉しい。なんだか誇らしい気がします。
ひとパック150円のツクシが5パック売れたって、すごい収益になるわけじゃないけれども
手入れの成果として得た商品なんですから
出荷するのも楽しいんじゃないかな、と。



お借りしていた里山で、ヤブカンゾウは、最初、ある場所でたった一輪見かけただけでした。
爆発的に増え、そこらじゅうがヤブカンゾウだらけになっている
と気がついたのは、7年経った頃でしょうか。
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山の手入れが進むうちに、ジワジワと繁殖域を広げていた彼らが
ある時期にワーーーーーーッと勢力を拡大したのでしょうね。



漫画にも描いたとおり、ヤブカンゾウの新芽はクセがなく、下ごしらえもいらず
本当に使い勝手の良い山菜です。
わずかなぬめりがあるので、ワケギの好きな方ならきっとやみつきになるのではないでしょうか。

蕾もまた、クセが少なく、色んな料理に応用できます。

クセの無い山菜なんて物足りない?
いやでも、タラの芽を3日食べ続けるわけにはいきませんけれども
ヤブカンゾウの新芽なら、3週間でもOKです。

採っても採っても逆に増えて来るほど生えて来る彼らのこと、旬の終わり頃には、青子のように
見るのもウンザリ
となって来ますが
良くしたもので、その頃には新芽の食べ頃は終わります。
グーーーーーーンと背が高くなり、彼らは「食材」ではなく、ただの「草」と化す。

また来年。

そうして1年経つと、ウンザリしたのもスッカリ忘れて初物が待ち遠しくなっているというものです。
山の恵みって、なんて素晴らしいんだろう。






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by t-haruno-2 | 2012-04-23 15:14 | Comments(14)
Commented by buribushi at 2012-04-23 20:09
私が一番抵抗を感じたのはカタクリの蕾をパックにして売っているのを見た時。
でもあれ、慣れない人はおなか通すとかで、あまり見なくなってほっとしています。
弟は野菜の直売所で、朝採ったミズナが売れるのが楽しいそうです、採ってくるだけですからね。
ミズナは鎌で刈るほど生えますしね。

先ずは家のイモ苗床の辺りに生えたヤブカンゾウを食べましょうかねー。
まだ山へ行かないので、家のウド、うちのヨモギ、と食べています。アケビの芽(新しい蔓)はほろ苦くておいしいけど、まだ小さくて取れません。
Commented by mikeblog at 2012-04-23 22:47
野山はほんとに山菜の宝庫で知らないともったいないですよね。こちらではカラシ菜が川の土手やら空き地やらにた~くさん生えていて畑で作っているのよりも肥って大きいんです。もう食べ放題ですね。それとノビル。田セリやノビルは直売所でも売られています。ヤブカンゾウも山の方に行くと売られているでしょうね。毒のキツネノカミソリが似ているので間違えて採らないように、などと注意書きも見かけます。私の田舎ではヤブカンゾウはトテコッコと言います。花が鶏の鶏冠に似ているからだと思います。ノビルはネンブルとかノノヒロと言いました。みんなに親しまれているのでニックネームもつけられるのでしょうね。
Commented by いちしんふたば at 2012-04-24 04:43 x
おはようございます。
春の楽しげな山の雰囲気がでていて
清々しい気持ちにないます。

たらの芽はたしかに3日続くと飽きます。
ふきなら佃煮にするといつまでも食べられますが。

ヤブカンゾウは気にとめずにいました。
食べたこともないのでいつか出会える日を
楽しみにしています。
宝の山。励みになる言葉です。
Commented by けい at 2012-04-24 17:02 x
いつも読み逃げばかりしてまして。。。

カンゾウは本当に美味しいですよね。
我が家は春一番の山菜はフキノトウよりもカンゾウを待ってます。
コゴミやギョウジャニンニク、アザミと顔を出し始めていよいよ
野迫川も春本番。
haruno さんが教えてくださったように、今春から椎茸も出始めました。
嬉しい悲鳴を上げてます♪
Commented by t-haruno-2 at 2012-04-24 19:56
>burubushiさん
山に人の手が良く入っていた時代には、きっとそこらじゅうに当たり前のようにカタクリの群生地があったんでしょうね。
今や、群生地は貴重。
蕾がヒット商品にならず、カタクリが乱獲されずにすんで、良かったです。
でも、おなかこわすのですか?
うわ、知りませんでした!

ミズナ・・・・・・って、ええと、これは京野菜の水菜ではないですよね。
ウワバミソウですか?
buribushiさんのお住まいの方では、ミズナと呼ぶのですか?
ウワバミソウが並ぶ直売所って、なんて良いんでしょう。
栽培ものじゃなく、本物の山菜が並ぶ直売所は嬉しい。
山のことをよく知っている人が、ちゃんと住んでいるってことだし、山に人が入っているってことですものね!
弟さんも、張り合いがあって良いですね。
Commented by t-haruno-2 at 2012-04-24 20:08
>mikeblogさん
トテコッコ?
あはははは。なるほどー。
良いですねー。
そういう呼び方、最初に言い出したお調子者というか、ユーモアのあるおっさんかおばちゃんの姿を
想像するとまた楽しいです。
ネンブルは、ノビルと発音が似ていそうで似ていないところがビミョウですねぇ。
どういう発想で、誰がそう呼び始めたのか。
ああ、方言って楽しいです。
それにしても、あのカラシ菜。
いつの間に、あんなに全国の土手やら河川敷に広がったんでしょうね?
今や、春の摘み菜の代表格となっていますね。
でも、「菜の花、きれい~~~~~~」って眺めたり写真を撮ったりするだけで帰る人も多いのが、信じられませんよね!
食材の山が目の前にあるのに~~~~~~!
Commented by t-haruno-2 at 2012-04-24 20:17
>いちしんふたばさん
こんばんは。
初物のタラの芽を見つけると嬉しくなり、食べなきゃ!って気になりますが
ひと春にいっぺんかにへんで充分ですよね。
フキやフキノトウのような、美味しい保存食があったら
また違うのでしょうけど。

どんどん人の手が入って、植生が変化している
いちしんふたばさんの山。
ヤブカンゾウをはじめ、色んな山菜と出会うことになるのでしょうね。
晩ご飯のおかずを採りに山へ。
そんなウラヤマシイ生活を、もうすぐされるのかもしれませんね。
Commented by t-haruno-2 at 2012-04-24 20:24
>けいさん
カンゾウは、良いですよねぇ。何にでも使えて、あれがあると、おかずが3品くらいパパッとできちゃう。
だからワラビやツクシが産直に並ぶのに、何でカンゾウが無いの?
と不思議になります。
ココミ、ギョウジャニンニクも、使い勝手が良いですよねぇ。
これからドッサリ採れるんですね。
なんてウラヤマシイ!
シイタケも、本格的に出る年になりましたかー。
もう、干すのも追いつかないくらい出ているのでしょうね。
嬉しいですね。

コメントをいただくと、本当に励みになります。
ありがとうございます。
Commented by sakko at 2012-04-25 00:07 x
急に春になりましたね
盆地の真ん中のわが町には山菜はうらやましい話ですが、
なんと、ブログのお友達が送ってくださったコゴミが
柿の木の下で育ったいます
今日収穫したのですよ。
それと、道端で見つけたノビルをキーウィの下に植えたらどんどん増えています
蕗は桃の木の下に毎年生えます
土筆もヨモギも生えているし・・・・
ヤブカンゾウは・・・・・
実は畑の水路の向こう側の畦に花を見つけていたのですが除草剤でなくなりました。でも残っているかも
見つけたら畑に持ち帰り植えてみようかな
芹も植えようかなと思うsakkoです
Commented by mihohakamata at 2012-04-25 07:17
金針菜は昔チャイナタウンでよく買っていましたよ。
ヤブカンゾウっていうんですね。
今回も青子ちゃんいいノリです。
シンプルで能天気で行動派っていいなー。
Commented by t-haruno-2 at 2012-04-25 19:56
>sakkoさん
柿の木の下、ちょうど良い具合に湿り気があって
コゴミにピッタリだったんですね!
そのうち、ドワ~~~~~~ッと増えて採りきれないわー
と、嬉しい悲鳴があがるかもしれませんね。
美味しいですもんねぇ。
ノビルも増えますよね。
そういう風に、台所で使うものを、ちょっとずつ家の周りで育てるのが良いですよね。
マンションだと、やたらと植木鉢が増えてしまうので出来ず
戸建てのおうちが、なんともウラヤマシイです。
Commented by t-haruno-2 at 2012-04-25 20:03
>mihohakamataさん
あははは。
フィクションの主人公ですからね。どしどし行動してもらわないと。
今の私には出来ないことも、青子に代わりにやってもらっています。

ところで、
そうでしたか。金針菜、よく召し上がってらしたんですね。
日本だとヤブカンゾウか、似た種類のノカンゾウの蕾で作りますが
中国だと、また別の種類のカンゾウを使うのかもしれません。
でも、きっと、同じように身体には良いでしょうね。
Commented by u-suke at 2014-02-27 06:47 x
はじめまして。
ヤブカンゾウを調べていたらこちらに辿り着きました。
隠岐の島に住んでいまして、今年はヤブカンゾウを探してみようかと思っています。
こちらのblogはとても素敵な漫画と、智慧がいっぱい詰まっていて素敵ですね。これから徐々に過去の記事も拝見したいと思っています。
ありがとうございます。
Commented by t-haruno-2 at 2014-02-27 20:09
>u-sukeさん
はじめまして。
コメントをありがとうございます。
隠岐にお住まいですか。
お話からすると、山の恵みいっぱいの場所で暮らしておられるのでしょうね。
ヤブカンゾウの新芽は、どんな料理にも使えて
本当に便利です。
ぜひぜひ、採りきれないくらい生えている場所を見つけて、ヤブカンゾウ三昧の春を楽しんでくださいね!


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