2012年 05月 25日
つづく <イタドリと生シイタケと生ハムのソテー> 材料 : イタドリ 好きなだけ 生シイタケ 好きなだけ 生ハム 好きなだけ ニンニク、唐辛子、 出汁(切干し大根の戻し汁でもスープストックでも)、塩 イタドリの皮をむき、鍋に入る大きさに切り分ける。 鍋にタップリのお湯をわかし、イタドリを入れる。 イタドリの色が変わって来たな・・・・・と思った瞬間、イタドリをザルにあげる。 イタドリ、生シイタケを食べやすい大きさに切る。 フライパンにオリーブオイルを入れ、 スライスしたニンニクと、唐辛子を弱火でジックリ炒める。 フライパンに生シイタケを加え、 シイタケが少し浸かるくらいの出汁も加えて、ゆっくり煮る。 水気が半分くらいに減ったところで、イタドリを加え、 水気が飛ぶまで炒める。(イタドリの歯ごたえを残すため、手早く炒める) 生ハムをちぎったものと塩を加えて味を整える。 生ハムの色が変わったら出来上がり。 これをパスタの具にしても美味しい。 ※我が家では、切り干し大根の戻し汁を製氷皿でアイスキューブにして保存し なにかにつけ「出汁」として使っているのですが、 もちろん、↑でシイタケを煮るのは 切干し大根の戻し汁でなくても良いのです。 白ワインでも良いし、野菜スープストックでも良いし、和風の出汁でも。 お好みで、おうちにあるもので煮てください。 <イタドリのジャム> 材料 : 皮をむいたイタドリ500g てんさい糖170g(イタドリの重量の3分の1を目安に) レモン果汁レモン半個分 イタドリの皮をむき、水を入れたボウルの中でよく洗いザルにあける。 イタドリを2センチくらいに切る。 切ったイタドリを鍋にいれ、てんさい糖をふりかけて1~2時間置く。 イタドリから水分が出てきたら、鍋を中火にかける。 沸騰したら弱火にし、アクを取りながら煮詰めていく。 全体につやが出て来たらレモン果汁を加え、さらに煮詰め、とろみが出て来たら火を止める。 ※甘めのジャムが好きな方は、てんさい糖の量をイタドリの半分にしてください。 イタドリはルバーブと同じタデ科の植物で、ルバーブと同じようにちょっと酸味のある、美味しい食材です。 昨今、家庭菜園でルバーブを育ててジャムにする方は、結構いらっしゃるのでは?と思います。 ならば イタドリのジャム作りも、もっと広まって良いのでは?と思うのですが、 自然食料品店でも産直市場でも、私はあまりお目にかかったことがありません。 何故でしょうね? イタドリとかスカンポとかスイカンボとかいう名前が、もうひとつオシャレじゃないからでしょうか。 それとも、色? ルバーブのジャムは、美しい赤色になりますが イタドリのジャムは・・・・・・・・・・・・これですからね。↓ 確かに、女子心をくすぐる色ではないかもしれません。でも、 美味しいんですよ!ホント。 もちろん、炒めたり煮たりしても美味しいイタドリです。 漫画に描いたように、下ゆで中、たまに「ポン!」と破裂してドキドキさせられることはありますが 破裂がイヤなら、茎を半分に切ってゆでれば良いのです。 半分にすると、火の通りがちょっと早くなるので、 イタドリの歯ごたえを重視する我が家では、怖くても丸のままゆでていますが、そこはもう各自の好き好き。 煮物にするならば、もとより柔らかくてもいいのですしね。 歯ごたえだけがイタドリの魅力じゃありませんもの。 そんなイタドリをもっともっと食べて欲しい。もっともっとポピュラーになれ~~~~~~ と思っている「山の子」です。 イタドリは、ヤブカンゾウやワラビのように、 手入れされて日当たりの良くなった山の斜面に出てくる山菜です。 イタドリが「売れる」食材になれば、山里に住み続けて山の手入れを続ける人も出てくるでしょう。 ↑のレシピに書いたように イタリアン・フードにもとっても合うイタドリ。 下ゆでしたものを水に漬けて冷蔵庫に入れ、毎日水を取り替えれば4~5日持ちます(タケノコの水煮の保存と同じです)。 また、下ゆでしたものを冷凍しておけば、1年中美味しく使えますよ。 このブログ上の漫画、写真、文章の著作権は、すべて高橋はるのにあります。 無断での転載、転用はご遠慮願います。 リンクはフリーです。
by t-haruno-2
| 2012-05-25 20:38
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