2012年 09月 07日
初めてお読みの方は、まずこちらのページをご覧ください。 瓦のロケットストーブの作り方と構造を、漫画で詳しく説明してあります。 つづく 昨年の3月、東日本大震災が起こった直後に「山の子」で紹介した 瓦のロケットストーブ。 <焚き火小屋の備忘録>のnature21-plusさんが、被災地でも特別な工具無しに、子供から年配の方まで 誰でもすぐに作れる調理器具&暖房器具を ということで考案されたストーブです。 昨年、紹介した時点では、とにかくネットを通じてこの役に立つ道具が広まって欲しい! という願いから 調理器具だとわかりやすいように「瓦のキッチンストーブ」とこれを呼んでいましたが 1年半経った今、 「瓦のロケットストーブ」と呼び直したいと思います。 細長い空間で火を焚くことにより、少しの薪でも強い火力が素早く得られる。 それがロケットストーブ。 それを瓦で作ったのが、漫画で紹介しているものですが、 瓦で作ったメリットは、なんと言っても工具がいらない。瓦を積むだけで出来る。 また、曲線を持つ瓦が重なり合うことで、積み重ねてもグラグラしない。安定している。 そして その曲線が描き出す全体の姿形の優雅さ! 災害の現場の炊き出しに優雅さが必要?????? と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが 避難生活や、ライフラインの寸断が長引いた時、何日も何日も調理を続けるのには楽しさも絶対に必要です。 日々、料理をしてらっしゃる方なら、きっと共感していただけるはず。 瓦のロケットストーブは、その使い勝手の良さと姿の美しさから、料理のをする人の気持ちを明るくし、意欲をわき立たせてくれる と思っています。 東日本大震災から1年半。 この大変に役に立つツールの魅力に気づき、災害時の備えとして用意される方、 また、 災害うんぬんに関係なく、日常の調理器具として活用されている方が、徐々に増えてきています。 「山の子」でも、今一度、この瓦のロケットストーブの良さを 数回シリーズお伝えしていきたいと思います。 次回は<調理編 : ええ!?こんなものも作れちゃうの?>の予定です。 漫画の中で取り上げた、お湯を沸かす実験のデータは 瓦のロケットストーブを常設して日々の暮らしに役立てていらっしゃる、信州のひびきさんに ご協力いただきました。 ありがとうございました。 この<使ってみようよ 瓦のロケットストーブ>上の漫画、写真、文章について、 営利目的以外であれば、2次使用に制限はありません。 ご自由に使い、役立ててください。
by t-haruno-2
| 2012-09-07 13:56
| 瓦のロケットストーブ
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