2013年 01月 16日

その45 <百年後>

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                             つづく






本当に、一番いいのはどういう生活の仕方なんでしょう。



たとえば割りばし。
一回使った後は、燃えるゴミになるだけのこれら。
そんな燃えるゴミが増えれば、大気中の二酸化炭素も増える。
原発をゼロにして、当面火力発電に頼るのなら、二酸化炭素を減らす努力もしなきゃならない今、
割りばし使っている場合じゃあないでしょう
と思います。

でも、

この割りばしが、中国からの輸入品ではなく
日本の間伐材を使って作られたものならば?
割りばし用に間伐材が売れるのなら、山主さんも杉林をほったらかしにせず
どんどん間伐をするでしょう。
そうやって日本の山で積極的に間伐をすれば、
漫画に描いたように、木が大きく育って二酸化炭素をたくさん吸ってくれます。
だったら、割りばしをどんどん使ってもかまわないじゃないか?

いやでも、燃えるゴミが増えるのはやっぱり困るし・・・・・・・・・。

現実には、外食産業で国産の間伐材の割りばしを使っているところはほとんど無いでしょうから
私は、外出する時マイ箸を持って出ていますが
もし、入ったおうどん屋さんが
「うちは国産の割りばしを使っています!」
というお店だったら、どちらを選ぶべきなのか・・・・・・・・・。

食材にしてもそうです。
「フードマイレージ」という考え方が今はあって
輸送エネルギーのかからない、自分の家から近いところで採れた食材を買いましょうよ
と言われれば
そのとおりだよな
と思う。

でも、
環境のことを考えて、農薬や化学肥料は使っていません
という志ある農家が頑張っていたら、
たとえ輸送エネルギーがかかっても、通販で野菜を買って買い支えてあげたいと思うし。



自分で考えて考えて、納得できる方法を決めるしかないのでしょう。
百年後にどんな世界を残したいのか。
そのためには、どういう生活をしていかなきゃいけないのか。
でも、たとて決めても
その答えは変わり続けると思います。



「どうしてこの国はこんなことになっちゃったんだろう?」
と小学生の頃、私は強く思っていました。
時は高度経済成長期のまっただ中。
当時の大人にとっては、
どんどん景気が良くなり、日本に一番元気があったキラキラ輝く時代・・・・・・・・・だったかもしれませんが
子供の私にとっては
毎日TVから流れてくる映像は
「水俣病」「イタイイタイ病」「四日市市の大気汚染」「東京夢の島の埋立地の、山のようなゴミ」
といった厳しいものばかり。
もうこの国はダメだ・・・・・・・・・
自分達の世代は、公害のせいで40歳くらいまでしか生きられないんじゃないか・・・・・・・・・
と、本気で思っていました。

「この国は、どうしてこんなことになっちゃったんだ!?」
と、今の小学生も思い、怒っていると思います。
しかも、
私が子供時代は「自然を破壊している工業界が悪い」と、
かなり単純に悪者探しが出来ましたけれど
今は、漫画にも描いたとおり、もっともっと問題が複雑です。
前述したように、大人の私にも答えがなかなか見つかりません。

でも、

こういう複雑な問題に向き合っている子供達から、新しい発想や考え方が生まれてくるのかもしれません。
だから希望は捨てません。

今の大人である私に出来るのは
これ以上ひどくならないうちに、少しでもマシな国にして今の子供達にバトンタッチすること。

百年後は、
たとえば小さな割りばし一膳を考えるようなことから変わってくるのだろう
と思いたい。



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by t-haruno-2 | 2013-01-16 15:14 | Comments(14)
Commented by mikeblog at 2013-01-16 23:35
弟の話では甥達も山などには関心が無くてウチの山がどこにあるのかも知らないと言っています。どうしたらいいんでしょうね。
林業の盛んな地区に行くと「地元の木で家を建てましょう」などというポスターを見かけます。うん、建ててみたいですよね。
Commented by kids-the-me at 2013-01-16 23:58 x
我が家は地元の九州の木を使って家を建てました。
熊本の球磨地方の杉を葉搦しといって、
倒したまま自然乾燥させたものを使ってます。
倒すとこも見せてもらって大黒柱とかかわいいです。
畳も熊本のい草を泥染めしないまま使っています。

同じ工務店で家を建てた方々はそうやって建てた
自分達の家がみんな好きで、FBで家を建てようとしてる
ホームオーナーさんの相談にのったりしています。
僕も家の周りの林を少しずつ気持ちのいい林にしようと
思っているのですがやっぱり大変ですね。
今年こそ頑張ろうと思っています。
Commented by t-haruno-2 at 2013-01-17 20:04
>mikeblogさん
弟さんも、山の将来をとても心配されていることでしょうね。
日本で木を育ててお金にならないことには、関心を持つ後継者も出てこないので
もう「木も地産地消!」の意識を広めていくしかないんじゃないでしょうか。
食材は、徐々にその意識が広まって来たし、農家と消費者が直接つながって買い支えるのも当たり前になって来ましたから
木だって、宣伝していけば人の意識も変わるのでは
と思うのですよね。
うちは、今後新築の家を建てる予定は・・・・・・・・・ちと無いのですが
リフォームとか、家具とかで、国内の木を使うよう、しっかり選んでいきたいです。カゴとか、しゃもじとか、そういうのでも、出来る限り。
Commented by t-haruno-2 at 2013-01-17 20:16
>kids-the-meさん
大黒柱がかわいい。
なんて良い表現なんでしょう♪
山に生えているところから見ていると
柱になった今も、木が生きて、一緒に生活している感じでしょうね。
良いおうちですね。
畳は、我が家も畳替えの時、是非にと国産を選びました。
マンションを買った時にすでに入っていた畳は、畳屋さんいわく
「一目でわかる中国製」だそうで
入居後、数ヶ月でボロボロとささくれだって来ましたが
新しい国産の畳は5年たってもびくともしませんでした。
熊本はイグサの一大産地でしたね。
きっと我が家の畳も、熊本のイグサでしょうね。

森林の手入れは、思い切ってバッサリ広く伐採しても
あとのメンテナンスが大変になるし・・・・・・・・・
しないとさらに荒れるし、
本当に大変ですよね。
気長に、居心地のいい林を育てていってください。
お子さん達が頼もしい戦力になる日も、もう近いでしょうね!
Commented by RyugoH at 2013-01-18 00:00 x
初めまして。京都で自然農を目指して百姓してます。40歳で大型機械を使わずに。ある人にロケストを提供してもらって、火のある暮らしを実践中。色んなアイディアを考えて活用しようと思ってます。私のブログでリンクを貼らせていただきました。
現代は利便性を求める社会になって、大事なものになかなか気づけない生活です。ブログに書かれているように、自分で考える!ということが大事と思いますが、希薄になってますね。農業でもそうです。少しでも気づく人が増えてくるように、自分の気づきを伝えていこうと思ってます。自然農って単なる栽培方法ではなくて、いかに知足に生きるかということを考え、農業だけでなく日々の暮らしに取り入れていく考えと思ってます。
Commented by t-haruno-2 at 2013-01-18 20:42
>RyugoHさん
はじめまして。
コメントをありがとうございます。
今、RyugoHさんのブログに寄らせていただいたのですが
以前、ひびきさんからアドレスを教えていただいていて
時々拝見しています。
「山の子」にコメントをありがとうございます。
そう、大型機械を使ってらっしゃらないのですよね。
家庭菜園ならいざ知らず、プロで、広大な畑を、すごい
と思っていました。
人間の手で、出来る範囲で、むさぼらない、なんというか「けじめ」のようなものを感じてすごいな、と。

12月の選挙の結果には、心底ガックリきましたが
毎週金曜日の官邸前デモに、あれだけの人数が集まり続けているのをニュース映像で見ると、
この国をどんな国にしたいのか、人任せにしないで必死で考え続けてる人が、あんなにいるんだ
と励まされもします。
めげずに私も考え続けていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by けい at 2013-01-19 09:26 x
間伐をしないで放っておくとどうなるか。。。
野迫川の土地を手に入れたとき、まさに同じ有様になってました。
土地を切りひらいていくうちに伐った杉を生かしたいと思うようになり、
それでログハウスを建てはじめたのですが、素人にはかなり厳しかったです。
でもそのお陰で、柱や壁の一本一本にも愛着がひとしおなんですけど。
無垢に拘りすぎて未だに完成していないのが難ですが。。。

雪害も土砂崩れなども手入れできなくなったせいなのかと思いますし、
周囲の山々を見ながら憂いています。
老齢化、過疎、予算不足、いろいろありますね。

割り箸ね、国産の物は端材や間伐材などを有効利用するのだと聞きました。
割り箸を眺めるたびに、杉のいい香りや地元の産業を思い、複雑な気持ちになります。
Commented by t-haruno-2 at 2013-01-19 16:26
>けいさん
最初からログハウスを建てる目的で、杉林込みの土地を購入されたのではなく、
途中から「建てようよ」となったのが、すごいですよね。
唯一無二のログハウスが、確実に出来上がって行っているのが素晴らしいです。
ご自分たちで伐り倒した杉、本当に思いもひとしお、細い枝だって無駄にはしたくないでしょうね。

山も田んぼも後継者不足。
でも、山も田んぼも「自分でもやってみたい」という人が
一方にはたくさんいるのにね。
先祖代々の土地を手放したくないという気持ち、
または、いつか高く売れるかもしれないから持っておこうという気持ち、
難しいですね・・・・・・・・・。
けど、問題は大きくても、ひとりひとりに出来ることはあると信じたいですね。
スーパーに並んだ何種類もの割りばしの中に、よく見てみると「国産の木使用」と書かれたものがある、じゃあ、どうせ買うならそれを買おうか、とか、
そういうきっかけになれば・・・・・・・・・
と願って、「山の子」を描き続けております。
Commented by RyugoH at 2013-01-19 21:49 x
こちらこそ、よろしゅうに♪
野良仕事。多くの人が土を耕して、草を田畑から完全に除外しようとし、作物を施肥設計でコントロールしようとし、自ら栽培を難しくしていると私には見えるんです。農業学校で学ばなくても、トラクターなど大金をつぎ込まなくても考え方次第で
百姓として生きていける、このモデルがこれからの時代に必要なんです。営農成立まであと2,3年かかりそうですけど、笑。
今夏の参院選までに何ができるか、これからは知足の生き方が豊かな暮らしになると考えてます。己にできることは、己が正しい!と思えることを伝えていくことだろうと。
そうそう、僕のブログでリンクを貼らせて下さいね。
ロケストは楽しい!クスッ。
Commented by sakko at 2013-01-20 00:41 x
杉を育てるにも、ものすごく手間がかかるのですね
だんだんに間引いていくのですね。
山に囲まれている奈良盆地ですが
山は遠くに見えているもので
あまり身近でない私です。考えなくてはね。
箸のこと。
一時「マイ箸」が話題になっていましたが
それは立ち消えましたね。
スプーンとフォークは洗って使うのにね。
箸もそのように出来ないのかな?
箸もそうですが、スーパーで買い物をして何時も思うのです
このトレー、大き過ぎる。
あのプラスチックの容器、全部ごみになるのに
あのゴミをもっと少なくしてほしいと思っています
今日の昼、2050年の日本はどうなっているかを
やっていました。37年後、暗い話でした
Commented by t-haruno-2 at 2013-01-20 18:08
>RyugoHさん
畑に雑草が生えていると「なまけものだ」と見られるような
そんな意識の刷り込みがあるんでしょうか、この国には。
家庭菜園ですら、みなさん、もう草一本生えてない畑ばかりで
雑草だらけのうちの畑は、あきれられているのかなと思うことしきりです。
60年前なら、牛の餌とか畑の緑肥とかのために、畦に雑草が無い状態もわかるのですが・・・・・・・・・。

プロの百姓として生きていくための新しいモデル作り、
ぜひとも成功させてください。
たくさんの人が、どれほど勇気づけられることか。
こちらからもリンクを張らせてくださいね。
どうぞよろしくお願いいたします。
Commented by t-haruno-2 at 2013-01-20 18:38
>sakkoさん
マイバッグは徐々に普及してきた感じですが
マイ箸は、なかなか持っている人が増えないし、以前のようにPR活動もしていないですよねぇ。最近は。
全体の数パーセントとはいえ、国産の間伐材を使った割りばしもあって
割りばし全部を「悪」と言い切れないところが、マイ箸運動を難しくしているのでしょうか。
でも、割りばしを止めて、洗って使う箸を使用するおうどん屋さんが、わずかずつですが香川県に現れて来ています。
プラスチックトレーを止めて別の包装に換えるスーパーも出てきていますし、
希望は持ちたいですね。

高度経済成長期の日本を「良い」モデルにすると
37年後は、どうしても暗い未来になっちゃうのでしょうね。
高度経済成長期とは全く違う新しい価値観を、みんなに納得させる新しい言葉、
それもすごくわかりやすい新しい言葉が、今、必要なんだろうと思います。
わかりやすい、でも感動的なキャッチフレーズ・・・・・・・・・う~~~ん、なんでしょう?????????
Commented by いちしんふたば at 2013-01-27 00:37 x
ごぶさたしております。
そして、大変おくればせながら
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

近頃は
冬将軍と春いちばんと梅雨と台風が
いっぺんに来るような気候です。
人間界の活動が影響しての異常なんでしょうね。
雨の降りかたも尋常じゃなく、土砂災害は森の
保水能力では太刀打ちできないレベルかと思えます。
外国の労働賃金が安いのはじゃんじゃん石油を使うことが
許容されていることもあるでしょうね。
せっかくの温暖多雨な日本の気候なので
森林が維持されてほしいとおもいます。
それこそ時には100年後をイメージしているのも
必要なことだと思います。
Commented by t-haruno-2 at 2013-01-27 16:07
>いちしんふたばさん
ご無沙汰いたしております。
こちらこそ、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

TVの自然紀行番組など見ると、木の全然生えていない土地って
「うそ!」と思うくらい
この地球上にありますね。
もともと雨が極端に少ない土地はまだしも
燃料の木を伐りすぎて砂漠化してしまった土地なんか
「愚かやなぁ・・・・・・・・・」
とため息が出てしまいます。
でも、今の日本の森林もため息ものですよね。
森林と水、
こんなすごい資源が豊富にあることを喜べる国になって欲しい
というより
しなくちゃ、ですよね。
それにしても
おっしゃるとおり、
雨といい雪といい、本当に極端な昨今です。


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