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2009年 06月 30日

その10 <ちりめん山椒>

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この6月の初旬のこと。
市内の自然食料品店で、山椒の実を見かけました。
じつは、生まれてこのかた、山椒の実で保存食を作ったことが無い私。
なので「アク抜きの仕方がわからないなぁ・・・」
と、購入を、ちょっと迷ったのですが、
親切なことに、その食料品店は、アク抜きの仕方を紙に書き、山椒の実の棚に置いてくれていたのです。
その説明書きによると

山椒の実を洗い、枝からはずし、塩を入れたお湯で10分ゆでる。
その後、ザルにあげ、水に30分さらす。


簡単!
メモを取るまでもない簡単さです。
気を良くした私は、その場で山椒の実をひとパック購入。
家に帰って、さっそくアク抜きをし、ちりめん山椒を作ることにしたのですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



出来上がったちりめん山椒の、まあ、しびれること、しびれること!
刺激はまさに舌を刺すようで、とてもじゃないけど食べられたものではありません!


あわててネットで、山椒のアク抜きの仕方を探してみると・・・・・・・・・



山椒のアクって、実によってアクの強さが違うんですってね???

成りたての若い実はアクが少なく、成って時間が経てば、アクも強くなる。
だから、アク抜きの途中で、アクの残り具合を確かめながら、
ゆで時間を長くしたり、水にさらす時間を延ばしたり・・・・・・
そういう工夫が必要になってくる。

が、

初心者の私は、食料品店の説明書きを丸々信じ込んで、そのとおりにやってしまったわけです。
信じ込んでいたから、アク抜きは出来た!と思い、
そのまま、即、酒やしょう油を入れて調理してしまった・・・・・・・・・。
ええ、もう、こうなっては取り返しがつきません。
せっかくのちりめん山椒は、あわれゴミ箱の中へ・・・・・・・・・。



ひとパック300円ですから、家計的には大きな痛手ではないのですが、
なにしろ、
あの山椒の実を枝からはずすのに、かかった時間は40分強。
それはどうしてくれるの!???ああっ!クヤシイーーー!!!


ひとりで吠えるしかなかった、あの日でした。



しかし、後日、再び同じ店で山椒の実を買い、再度、ちりめん山椒に挑戦した時、気がついたのは、
アクの強い実、弱い実という違いだけが問題なのではなく、
食べる人の好みの違いにも、大きな問題があるんだな
ということ。
と言うのは、再度、山椒のアク抜きをしていた際、
今度は、30分、1時間、2時間・・・・・・と、アクの残り具合意を確かめながら水にさらしていたのですが、
4時間経ったあたりで、夫が
「もうこれでいい」
と言ったのです。
正直、私は、
「まだまだまだまだ。う~~~ん、こりゃ、ひと晩、水にさらしっぱなしでもいいかも」
と、その時感じていたと言うのに。

夫の意見を取り入れて、その山椒でちりめん山椒を作りましたが、
なかなか「しびれる」おかずとなりました。
山椒の実を食べているなぁ、という気は、大いにして良かったですが。



と言うことは、
山椒の実を売ってた食料品店の人も、ビリビリくるような山椒の佃煮が好きだったのかもしれませんね。
アク抜きの仕方は、山椒の実によりけり。
そして、
食べる人によりけりなんだな、と理解した次第です。






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   <ちりめん山椒>
   ◎材料 山椒大さじ1、ちりめんじゃこ100g
        だし100㏄、酒100㏄、てんさい糖小さじ2、しょう油大さじ2

   山椒の実を洗い、枝から実をはずす。
   
   水1リットルに塩小さじ1の割合で湯を沸かし、山椒の実を10分ゆでる。
   
   ザルに実をあけ、水に30分以上さらす。
   
   時々、アクの残り具合を確かめながら、好みの辛さになるまで水にさらす。

   
   ちりめんじゃこをザルに入れ、熱湯をまわしかける。
   
   鍋に、だし、酒、しょう油を入れ、てんさい糖は半分の分量を入れて煮立てる。
   
   煮立ったら、ちりめんじゃこを加え、煮詰めていく。
   
   煮汁が半分くらいになったら、てんさい糖の残り半分と、酒大さじ2(分量外)と、山椒を加える。
   
   混ぜ合わせながら汁気が無くなるまで煮詰める。
   
   ザルにあけて水分を飛ばす。






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   <ふき山椒>
   
   ふきの佃煮を作る際、アク抜きした山椒の実を少量加えて、一緒に煮詰める。






ところで、我が家のベランダには、山椒の苗木があります。
この春、ホームセンターで、15センチくらいの苗木を買い、今、30センチ以上に育ちました。
木の芽と山椒の実を自家調達したい!
という思いで育てているのですが・・・・・・・・・



買ってから知りました。
山椒って、雌雄異株なんですってね・・・・・・・・・?



じゃあ、木の芽は良いとして、
我が家のこの山椒、雄株なの???雌株なの???
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花が咲かないので、わかりゃしません!
・・・・・・とにかく、いずれはもうひと株、これとは違った性の山椒の苗木を買ってこなきゃならない、と言うことに
あとから気がついた間抜けな私です。



山椒のアク抜きの仕方と言い・・・・・・・・・・・・
最初になんでもよく調べてから始めたら、こういうことにはならない
とわかっちゃいるんですが・・・・・・・・・・・・。






      このブログ上の漫画、写真、文章の著作権は、すべて高橋はるのにあります。
      無断での転載、転用はご遠慮願います。

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by t-haruno-2 | 2009-06-30 16:18 | Comments(12)
2009年 06月 10日

その9  <青子>

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里山の手入れをするようになってから、世間でやり取りされる言葉のいくつかに
大きな違和感を感じるようになりました。
<自然との共存>もそうなのですが、
同じくらい、ひっかかりを感じるのが、
<手つかずの自然が残る・・・・・・>。

旅行のチラシや、TVの紀行番組で、しょっちゅう目に耳にするこの言葉。

「本当に手つかずの自然なら、人間は住めやしないし、
旅行者が、のこのことそんなとこへ行けるわけがないだろーーー!」


と、この言葉に接するたびに、つい心の中で、ムキになって叫んでしまう私です・・・。

綺麗だなぁー
と気持ち良く居られる場所というのは、必ず人間が手を入れた所です。
イギリスやスイスの、絵葉書のような風景の村だって
本来の自然のままなら、そこは巨木の生い茂る、昼なお薄暗い山か森。羊だって飼えないでしょうに。

なだらかな丘陵地帯で羊の群れが草をはむ、イギリスの郊外の美しい風景。
でも、あの島国は、
もともとは、島全体が、
ロビン・フッドの住んでいたシャーウッドの森のような、深い深い森で覆われていたと聞きます。
そこを切開いて、人間が牧場にしてきた。
結果、今、イギリスには、森らしい森など、ほとんど残っていません。
世界有数の木材輸入国でもある国。

それでも、
TVや旅行パンフレットは、その風景を<手つかずの自然>と形容するのです。

広告会社やTV局や出版社は、イメージだけの言葉をたれ流すことが多々あります。

でも、
私だって、里山の手入れに関わらなければきっと、世界自然遺産の、どこかの山へ行って

「うわ~~~。手つかずの自然だわ~~~♪」

と叫んでいたことでしょう。

事実を知るということは、どんなことでも、大切なことだと思います。
人の作ったイメージにうかうかと乗せられ、流されないためにも。






ところで、
私は田舎の生まれ育ちで、近所の山を駆け回って遊んでいたのですが、
その土地では、グミ全般のことを「しゃしゃび」と呼んでいました。
なので、
私は、ごく最近まで、「グミ」と「しゃしゃび」は別のものだと思い込んでいたのです。

いや、だって、「グミ」と「しゃしゃび」じゃ、違いすぎるでしょう??????

「ググミ」とか「グミミ」とか呼ばれていたのならともかく。

ですから、「よく似ているけれども全然違う植物なんだ」と信じ込んでいました。

子供時代、身近にあった植物や昆虫、魚などは
今も、その土地の言葉でのみ覚えていて、
全国共通の名を知らないってことが、きっとたくさんあるのでしょうね。

しゃしゃび。
あまり「当たり」の実に出会ったことがなかったのか、記憶の中のその実は、とにかく渋くて酸っぱい。
思い出すだけで、口の中にジワ~~~ンと、あまり嬉しくない唾液がわいてくるほどなのです。






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by t-haruno-2 | 2009-06-10 15:26 | Comments(6)