山の子

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2012年 09月 30日

特別編<使ってみようよ 瓦のロケットストーブ : その2>

初めてお読みの方は、まず<瓦のキッチンストーブの作り方> と <ノブヒェン窯の作り方>をお読みください。
構造や作り方を、漫画で詳しく説明してあります。

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ピザ?パン?スペアリブ?ケーキ?
災害の被災地で、そういうものを作るの??????


と驚かれた方、あるいは不自然に思われた方もいらっしゃるかもしれません。

でも、
最初の大混乱期を過ぎれば、被災地には食材はあるものです。

実際、
昨年の東日本大震の時も、震災後数ヶ月で道路事情がかなり回復し、
全国各地から支援の物資がたくさん届くようになり、さまざまな食料が避難所にあったと聞きます。
しかし、ライフラインの復旧がまだでしたからドラム缶のストーブしか調理器具が無く、
毎日、大鍋で汁物・・・・・
という避難所も多かったそうです。

また、自宅はなんとか無事で、避難所に行かず自宅で生活を続けられていた方も
農家など、ものすごい量と種類の食材を備蓄してあるのですが、同じく、ガス、電気が復旧しなかったため
一斗缶やドラム缶のストーブで、毎日同じようなメニューが続いていたとか。

食べ物や飲み物があるのは、大変にありがたいことだけれども
何ヶ月も同じようなメニューが続くとなると・・・・・・・・・・・・。



食材があるのなら、みんなが「わぁ!♪」と笑顔になる食事を作りたい

と思いませんか?




市販のフライパンとボウルで作れる<ノブヒェン窯>があれば、さまざまなオーブン料理が作れます。
それも、瓦のロケットストーブと組み合わせることで
少ない焚き木で、短時間での調理が可能です。

漫画に描いたように、ピザなら予熱無しで13分で焼き上がります。
が、
これはピザ生地の厚みや、トッピングの材料でも焼き上がり時間は変わります。
この漫画のために、実際に焼きあがり時間を実験してくださったveronica-tさんは、野菜をたくさんトッピングされて
かなり厚みのあるピザを焼かれました。これは、焼く前の姿。野菜タップリ、チーズもうんと乗せて。
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それでも13分。
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ですから、
具材を少なくし、シンプルなピザにすればもっともっと短時間で1枚目が焼けるでしょう。
大人数の避難所でどんどん焼く場合には、シンプルなピザにすればうんとスピードアップできるはずです。

そして、veronica-tさんの実験では、
同じく、たくさんの野菜をトッピングした2枚目は8分。
3枚目は5分。
4枚目は、3分で焼きあがったそうです。早い!



また、昨年、TVニュースで、震災後半年以上経っているのに、お弁当や菓子パンを配っている避難所をいくつも見かけました。
想像ですが、
水道が復旧しないため、洗い物を減らすためにお弁当や菓子パンを常食にせざるをえなかったのではないでしょうか?
ご飯を炊いたり、大なべで汁物を作るのにも大量の水が必要になりますし・・・・・・。

ですが、こういう時、
パンやピザなら、少量の水で作ることができます。
出来上がったものも、大皿に盛って各自が手で取って食べればいいので、食器の数も減らせます。
そういう点でも、瓦のロケットストーブ&ノブヒェン窯は重宝なのではないでしょうか。
もちろん、
漫画にも描きましたように、調理口の狭い瓦のロケットストーブならフライパンも使えますから
水をあまり使わなくてすむ炒め物もできますしね。



どんな時でも、美味しいものを食べれば、人は少しずつでも気力を回復できると信じています。
また、
美味しいものを作る人にも、張り合いと、目標と、手ごたえを与えてくれる。
だから、
こんな時にケーキ!?
ではなくて
こんな時だからこそケーキやピザを焼いて欲しいと思うのです。
みんなで、ロケットストーブの直火を囲んで、
ケーキを切り分けて、笑顔になって欲しい。

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もちろん、ノブヒェン窯も瓦のロケットストーブも、災害時だけが活躍の時ではありません。
ガスや電気を使わなくても料理できるロケットストーブを、veronica-tさんは日常生活に取り入れて、
ごくごく当たり前に使ってらっしゃいます。
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瓦のロケットストーブとノブヒェン窯を使ったパンやピザ、ケーキ、野菜や肉のオーブン料理のレシピが
veronica-tさんのブログ「田園に豊かに暮らす」にたくさんアップされていますので
ぜひご覧になってくださいね。

それから、電気やガスのオーブンの代わりにノブヒェン窯をガスコンロで使ってらっしゃるのは
イギリス在住のmihohakamataさん。
パンを焼き、ケーキを焼き、
メーカー物の高価なオーブンを使わなくても、こんなに色んなものが作れるんだ!
と目からウロコを落としてくださいます。
mihoさんのブログ「自給自足を夢見ながらの英国音楽生活」もぜひご覧になってください。



と言うわけで、オーブン料理の得意なみなさん、一家に一台、常備されませんか?ノブヒェン窯。
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ペットボトルと並べてあるのでよくわかると思うのですが、こんなに細い薪(たきぎ)でピザやパンが焼けるのです。↓
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その薪については、次回の<燃料編 : ひゃー!!こんな所に燃料が!>に詳しく描く予定です。






瓦のロケットストーブの作り方はこちらに。
ノブヒェン窯の作り方は、こちらに描いてあります。






      この<使ってみようよ 瓦のロケットストーブ その2>上の漫画、写真、文章について
      営利目的以外であれば、2次使用の制限はいっさいありません。
      ご自由に使い、役立ててください。

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by t-haruno-2 | 2012-09-30 14:07 | 瓦のロケットストーブ
2012年 09月 07日

特別編<使ってみようよ 瓦のロケットストーブ : その1>

初めてお読みの方は、まずこちらのページをご覧ください。
瓦のロケットストーブの作り方と構造を、漫画で詳しく説明してあります。

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                            つづく






昨年の3月、東日本大震災が起こった直後に「山の子」で紹介した
瓦のロケットストーブ。
<焚き火小屋の備忘録>のnature21-plusさんが、被災地でも特別な工具無しに、子供から年配の方まで
誰でもすぐに作れる調理器具&暖房器具を
ということで考案されたストーブです。

昨年、紹介した時点では、とにかくネットを通じてこの役に立つ道具が広まって欲しい!
という願いから
調理器具だとわかりやすいように「瓦のキッチンストーブ」とこれを呼んでいましたが
1年半経った今、
「瓦のロケットストーブ」と呼び直したいと思います。

細長い空間で火を焚くことにより、少しの薪でも強い火力が素早く得られる。
それがロケットストーブ。

それを瓦で作ったのが、漫画で紹介しているものですが、
瓦で作ったメリットは、なんと言っても工具がいらない。瓦を積むだけで出来る。
また、曲線を持つ瓦が重なり合うことで、積み重ねてもグラグラしない。安定している。
そして
その曲線が描き出す全体の姿形の優雅さ!
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災害の現場の炊き出しに優雅さが必要??????
と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが
避難生活や、ライフラインの寸断が長引いた時、何日も何日も調理を続けるのには楽しさも絶対に必要です。
日々、料理をしてらっしゃる方なら、きっと共感していただけるはず。
瓦のロケットストーブは、その使い勝手の良さと姿の美しさから、料理のをする人の気持ちを明るくし、意欲をわき立たせてくれる
と思っています。
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東日本大震災から1年半。
この大変に役に立つツールの魅力に気づき、災害時の備えとして用意される方、
また、
災害うんぬんに関係なく、日常の調理器具として活用されている方が、徐々に増えてきています。

「山の子」でも、今一度、この瓦のロケットストーブの良さを
数回シリーズお伝えしていきたいと思います。

次回は<調理編 : ええ!?こんなものも作れちゃうの?>の予定です。






漫画の中で取り上げた、お湯を沸かす実験のデータは
瓦のロケットストーブを常設して日々の暮らしに役立てていらっしゃる、信州のひびきさんに
ご協力いただきました。
ありがとうございました。






      この<使ってみようよ 瓦のロケットストーブ>上の漫画、写真、文章について、
      営利目的以外であれば、2次使用に制限はありません。
      ご自由に使い、役立ててください。

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by t-haruno-2 | 2012-09-07 13:56 | 瓦のロケットストーブ
2012年 07月 27日

その44 <干しシイタケでイタリアン♪>

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                            つづく






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  <干しシイタケとドライトマトのパスタ>

   材料(2人分) : 干しシイタケ5~6個、ドライトマト3~4個
             赤唐辛子2分の1本、ニンニク好きなだけ

   干しシイタケを水戻しして、食べやすい大きさに切る。

   ドライトマトは熱湯に5分ほど漬けて戻し、食べやすい大きさに切る。

   フライパンにオリーブオイルを熱し
   赤唐辛子と、みじん切りにしたニンニクをじっくり炒める。

   干しシイタケとドライトマトをフライパンに加え、軽く炒める。

   フライパンに、干しシイタケの戻し汁とドライトマトの戻し汁を1対1の割合で加える。
   フライパンの中の具が、半分浸るくらいの量を入れる。

   戻し汁が沸騰したら、弱火にして、水分が飛ぶまでゆっくり煮る。
   最後に塩で味をととのえる。

   ゆでたパスタをフライパンに加えて、混ぜる。

   ドライトマトを生トマトに変えても美味しいです。




  <干しシイタケのペペロンチーノ>

   材料(2人分) : 干しシイタケ5~6個
             赤唐辛子2分の1本、ニンニク好きなだけ

   干しシイタケを水戻しして、せん切りにする。ニンニクはみじん切りに。

   フライパンにオリーブオイルを熱し、ニンニクと赤唐辛子を弱火でじっくり炒める。

   せん切りの干しシイタケをフライパンに加え、シイタケの戻し汁半カップも加える。

   水気が飛ぶまで、中火でシイタケをゆっくり煮詰める。

   塩で味をととのえる。

   パスタをゆで、フライパンに加えて混ぜる。

   パスタの代わりに、炒めた野菜(ナス、ズッキーニ、カラーピーマン、タマネギなど)や
   ゆでた野菜(ジャガイモ、カボチャ、ブロッコリー、インゲン豆など)を加えても美味しい。







高松市にも、何軒かの輸入食料品店があります。
どのお店も人気があって、週末にもなると人でいっぱいです。
私も、そういうお店で輸入食料品を見るのは楽しい。
デパ地下で、イタリア食材やベトナムの調味料を眺めるのも大好きです。
面白そうなものや、可愛らしいパッケージのものがあると、ついつい買ってもしまいます。
ふと気がつくと、
日ごろ行くスーパーや自然食料品店では
「ちょっと予算が・・・・・・」
と手を引っ込めるような値段でも、そういうお店では買っていたりして。
ようするに「ワクワクする楽しさ」を買っているのでしょうね。輸入食料品店では。

だから、「なんとかならないのかしら?」
と、干しシイタケのパッケージを見るたびに思うのです。

渋いと言うか、重厚と言うか。
たまにイラスト入りのパッケージがあると、「田舎のおばあちゃんが作ったシイタケです」
という感じの素朴系デザインだったり。

もちろん、私がイタリア食材のパッケージを見て「可愛い」とか「おっしゃれー」とか感じているように
干しシイタケの袋を見て
イタリアのシニョーラやシニョールは「イケてる!」
と感じるのかもしれません。
外国のデザインは、おしゃれに見えますからね。

とはいえ、日本人にとって買いたくなるデザインじゃないと干しシイタケに未来は無い、と思うのです。

そして、
実際に買うのは、
やはり「パッケージがおしゃれだから」ではなく
食材として使い勝手が良い、
色んな料理に使える
というメリットがあればこそ。
ブロッコリーが、ここ20年くらいの間に、完全にポピュラーな食材として定着したのも
和洋中なににでも使える、応用範囲の広さがあったからだろうと思います。

生シイタケも干しシイタケも、和洋中なににでも使えるとっても便利な食材。
しかし、現実には、
甘い味付けで和食
というイメージが強すぎるんじゃないかと思います。
塩味だけでもとても美味しく料理できるし、アンチョビや魚醤ともピッタリ合うのに。
加えて
干しシイタケは保存がきくし
旨味があるし
戻し汁を冷凍しておけば出汁として、いつでも使えるし
本当に魅力ある食べ物!

もっともっと里山の宝を、どしどし国内で食べましょうよ~~~~~~!







シイタケの原木栽培については、山の子<シイタケへの道 1> <シイタケへの道 2> <シイタケへの道 3>
<シイタケへの道 4>に詳しく描いてあります。






      このブログ上の漫画、写真、文章の著作権は、すべて高橋はるのにあります。
      無断での転載、転用はご遠慮願います。
      なお、リンクはフリーです。

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by t-haruno-2 | 2012-07-27 15:50
2012年 06月 26日

その43 <山を育てる>

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                             つづく






お借りしていた里山の、淡竹(ハチク)の竹林を、「もういやだ。止めよう~~~~~~!」と言いながらも皆伐して
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スッキリ見晴らしも日当たりも良くなった山の斜面を手に入れた私と夫。
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が、
我々には、これからここをどうするか?というプランはまるでありませんでした。
他の里山オーナーさんは、雑木を伐り払った斜面に、何種類もの果樹を植えて果樹園にしたり
ブランコを作ってお孫さんの遊び場にしたり
と、色々なアイディアをお持ちだったのですが
いかんせん私達は、何の計画も無いまま山をお借りし、手入れを始めてしまったので、やるべきことが見当たらなかったのです。

しかし、このまま日当たりの良い斜面を残しておいても、また竹林に戻るだけ。

そんな時、ふと足元を見れば、そこには無数のドングリが落ちている。

竹林の周囲には、かつての薪炭林のなごりで、コナラやクヌギの大木が林立していたのです。

じゃあ、このドングリから苗木を育てて、ここを広葉樹の森にしようか。
イージーですがそう考えました。
畑の堆肥を作るのに広葉樹の落ち葉は役に立ちますし、シイタケのほだ木にだってなる。
戦前の里山の主役コナラとクヌギを、もう一度この斜面に植えよう。



と言うわけで、足元のドングリを大量に拾って帰った我々。
虫に食われて使えない実もありますから、後で水に浮かべて選別しましょう
と、とりあえずマンションの日の当たるベランダにドングリを置いておきました。

そしたら、

まぁ、水に浮かべる必要もありません。
出てくるわ出てくるわ、
ドングリの中にいたコナラゾウムシとかクヌギゾウムシの幼虫が、ワラワラワラワラ這い出してくるではないですか!


山の中の涼しい木陰と違って、マンションの、日の当たるコンクリートの床はムチャクチャ暑かったのでしょうね。
9月か10月頃でしたから。
這い出してきて、次々とベランダの物陰に逃げ込む幼虫たち。
もうちょっと、えらい光景ですよーーーーーー。
そして、
あとに残されたドングリは?と見れば、ほとんどが虫の這い出た穴あり!
虫に食われていないドングリを探す方がむつかしいんだなぁ
と、つくづく思い知ったこの時でした。



その後、なんとか虫食いの無いドングリを見つけ出し、育苗ポットに埋めておいたら、次の春先
無事に芽が出た。

そして20cmくらいにまで成長したところで・・・・・・・・・・・・

私は、無謀にも、その苗木を里山に移植してしまったのです。

ああ、なんてせっかちなんでしょうか!!!!!!
早く山を広葉樹の森にしたい一心だったのですが、しかし普通、苗木って1メートルくらいになってから
移植しますよね。

よって、気の毒な苗木達は、山がこんなになる↓夏になれば
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もう草にうずもれてしまって、どこにいるのやらわかりません。
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毎年、一所懸命、周囲を草刈りしましたが
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3本植えた苗木のうち2本は、数年後、草の中で行方不明となってしまいました。
周囲の草に負けたのか、我々が草刈りの時、うっかり刈り飛ばしてしまったのか・・・・・・。
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さて、
残った1本は、その後けなげに成長を続けましたが、まあいつ見ても葉っぱは虫に食われてボロボロでした。
コナラやクヌギの葉って、こんなに虫に食われるものなのか
とひたすら驚きました。
だって、周囲にあるコナラやクヌギの大木は、枝が頭上はるか彼方にあって
葉っぱの様子など見えません。
遠くから葉っぱが茂っているのを見て、
「たくさんあるな。元気だな」
と思うだけ。
近づいてマジマジと見れば、かなりの葉っぱが虫に食われているものなんでしょうね。



そんなわけで、コナラもクヌギも大量のドングリを実らせますが
その何十パーセントかはゾウムシに食われ
残りの何十パーセントかは、地面に落ちた後、イノシシやネズミに食べられ
やっと発芽したと思えば、雑草に日当たりをさえぎられクズのツルにからまれ締め上げられ
あげく虫に葉を食い荒らされ・・・・・・・・・・・・。

実生で大木まで育つのは、サッカーで言えばトーナメント戦を50試合くらい勝ち抜いていくような
大変なタフさを要求されることなのね

としみじみ思います。

ひこばえから広葉樹を再生する技術が確立されたのも、うなづけますね。
それくらい、一度大木に育った広葉樹というのは、生命力があり、貴重なものだったのでしょう。
そういう技術は、100年先にも残さなきゃ
と思います。
もちろん、他の樹を育てる技術も。


人が山への興味を無くし、利用する技術も絶えた時、
ふと気がつけば、日本の国土の69パーセントを占める山々は、すべて外国資本に買い占められていた
豊富な水を生む水源の山も、すべて外国に所有されていた
なんてことになっているかもしれません。

日本は、今、たまたま水が豊富ですが
世界規模で見れば、多くの地域は水不足。砂漠化は進み、干ばつもあっちこっちで起こっています。
良質で豊富な日本の水は、世界中の大資本から狙われています。
今の時代の山への無関心が、将来のこの国の水不足をまねいたりしたら
100年後の子供達に申し訳がたたない。

ですから、
山の持ち主さんが山を手放さず手入れを続けていけるよう、技術を未来に伝えていけるよう、
みんなで山に関心を持ち続けませんか?
国産の樹を使った木工品を買うとか、
国産のコウゾで作られた和紙を買うとか、
産直市場で、近所の山間部の農家を買い支えるとか、
小さな小さなことでも出来ることはあると思います。






それにしても、山の子・コナラやクヌギは、ゾウムシの攻撃をまぬがれ
ネズミやイノシシのおなかにも納まらず
なんてタフで幸運な子達なのでしょうね。






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by t-haruno-2 | 2012-06-26 16:58
2012年 05月 25日

その42 <イタドリだって食べなくっちゃ!>

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                            つづく






      <イタドリと生シイタケと生ハムのソテー>
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      材料 : イタドリ 好きなだけ
           生シイタケ 好きなだけ
           生ハム 好きなだけ
           ニンニク、唐辛子、
           出汁(切干し大根の戻し汁でもスープストックでも)、塩

      イタドリの皮をむき、鍋に入る大きさに切り分ける。
 
      鍋にタップリのお湯をわかし、イタドリを入れる。

      イタドリの色が変わって来たな・・・・・と思った瞬間、イタドリをザルにあげる。

      イタドリ、生シイタケを食べやすい大きさに切る。

      フライパンにオリーブオイルを入れ、
      スライスしたニンニクと、唐辛子を弱火でジックリ炒める。

      フライパンに生シイタケを加え、
      シイタケが少し浸かるくらいの出汁も加えて、ゆっくり煮る。

      水気が半分くらいに減ったところで、イタドリを加え、
      水気が飛ぶまで炒める。(イタドリの歯ごたえを残すため、手早く炒める)

      生ハムをちぎったものと塩を加えて味を整える。
      生ハムの色が変わったら出来上がり。

      これをパスタの具にしても美味しい。

       ※我が家では、切り干し大根の戻し汁を製氷皿でアイスキューブにして保存し
        なにかにつけ「出汁」として使っているのですが、
        もちろん、↑でシイタケを煮るのは
        切干し大根の戻し汁でなくても良いのです。
        白ワインでも良いし、野菜スープストックでも良いし、和風の出汁でも。
        お好みで、おうちにあるもので煮てください。




      <イタドリのジャム>

      材料 : 皮をむいたイタドリ500g
           てんさい糖170g(イタドリの重量の3分の1を目安に)
           レモン果汁レモン半個分

      イタドリの皮をむき、水を入れたボウルの中でよく洗いザルにあける。

      イタドリを2センチくらいに切る。

      切ったイタドリを鍋にいれ、てんさい糖をふりかけて1~2時間置く。

      イタドリから水分が出てきたら、鍋を中火にかける。

      沸騰したら弱火にし、アクを取りながら煮詰めていく。

      全体につやが出て来たらレモン果汁を加え、さらに煮詰め、とろみが出て来たら火を止める。

            ※甘めのジャムが好きな方は、てんさい糖の量をイタドリの半分にしてください。







イタドリはルバーブと同じタデ科の植物で、ルバーブと同じようにちょっと酸味のある、美味しい食材です。
昨今、家庭菜園でルバーブを育ててジャムにする方は、結構いらっしゃるのでは?と思います。
ならば
イタドリのジャム作りも、もっと広まって良いのでは?と思うのですが、
自然食料品店でも産直市場でも、私はあまりお目にかかったことがありません。

何故でしょうね?

イタドリとかスカンポとかスイカンボとかいう名前が、もうひとつオシャレじゃないからでしょうか。
それとも、色?
ルバーブのジャムは、美しい赤色になりますが
イタドリのジャムは・・・・・・・・・・・・これですからね。↓
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確かに、女子心をくすぐる色ではないかもしれません。でも、
美味しいんですよ!ホント。
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もちろん、炒めたり煮たりしても美味しいイタドリです。

漫画に描いたように、下ゆで中、たまに「ポン!」と破裂してドキドキさせられることはありますが
破裂がイヤなら、茎を半分に切ってゆでれば良いのです。
半分にすると、火の通りがちょっと早くなるので、
イタドリの歯ごたえを重視する我が家では、怖くても丸のままゆでていますが、そこはもう各自の好き好き。
煮物にするならば、もとより柔らかくてもいいのですしね。
歯ごたえだけがイタドリの魅力じゃありませんもの。



そんなイタドリをもっともっと食べて欲しい。もっともっとポピュラーになれ~~~~~~
と思っている「山の子」です。

イタドリは、ヤブカンゾウやワラビのように、
手入れされて日当たりの良くなった山の斜面に出てくる山菜です。
イタドリが「売れる」食材になれば、山里に住み続けて山の手入れを続ける人も出てくるでしょう。

↑のレシピに書いたように
イタリアン・フードにもとっても合うイタドリ。
下ゆでしたものを水に漬けて冷蔵庫に入れ、毎日水を取り替えれば4~5日持ちます(タケノコの水煮の保存と同じです)。
また、下ゆでしたものを冷凍しておけば、1年中美味しく使えますよ。






      このブログ上の漫画、写真、文章の著作権は、すべて高橋はるのにあります。
      無断での転載、転用はご遠慮願います。
      リンクはフリーです。

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by t-haruno-2 | 2012-05-25 20:38
2012年 04月 23日

その41 <ヤブカンゾウを食べなくっちゃ!>

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                             つづく






      <ヤブカンゾウのおひたし>
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      材料 : ヤブカンゾウの新芽 好きなだけ
           しょう油または魚醤 好きなだけ
           かつお節、すりゴマ 好きなだけ

      ヤブカンゾウの新芽をきれいに洗う。

      鍋にお湯をわかし、ヤブカンゾウをさっとゆでる。(15~20秒もゆでれば充分)

      ヤブカンゾウをザルにあげて冷まし、水気を絞って食べやすい長さに切る。

      ボウルにヤブカンゾウを入れ、しょう油か魚醤を好みの量かけて和える。

      かつお節とすりゴマを加えて、さらに和える。

      





      <ヤブカンゾウの蕾の食べ方>
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      ヤブカンゾウの蕾を枝から切り離し、水洗いする。
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      5分ほど蒸すか、2分くらいゆでる。(蒸した方が、歯ごたえが残って美味しい)
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      グリーンアスパラガスに似た食感と風味で、際立ったクセは無いので、
      蒸したりゆでたりしたものは、サラダ、炒め物、煮物など何にでも使えて便利。

      また、蒸したものを天日干しすると、金針菜という中華食材となる。







タラの芽やフキノトウ、ウドなどが栽培されて、春先、スーパーの棚に当たり前のように並び出したのは
もう10年以上前になるでしょうか。
栽培されたものは「山菜」ではなく「野菜」と呼ぶべきでしょうが
それら栽培タラの芽などのおかげで、山菜が身近になったのか
自然食品店や、産直市場で、ここ数年「ツクシ」や「ワラビ」の姿が見られるようになってきました。
もちろん、栽培ものではなく、ちょっと摘んで来ましたという風情の品。

正直、
パックに入ったツクシを初めて見た時は
「・・・・・・・・・・・・こういうものは、買うものではなく、探しに行って採って来るものでしょうに」
と怒りの気持ちがわいて来たのですが
毎年、里山で採りきれないほどの山菜を目にしているうちに、考えが変わって来ました。

長く出続けるフキは別として
山菜の旬は、せいぜい2~3週間。
ちょっと長めのワラビでも、1ヵ月半くらい。
そんな短い間だけしか採れないものが、採りきれないくらいあるのなら、売るのも良いんじゃないの?
そもそも、人が山の手入れをして生えるようになった山菜なんだから。

そう、私が売る立場なら、
頑張って汗水流して山の手入れをした結果、
ワラビやゼンマイが生えるようになり、
それを商品にして出荷できたら、嬉しい。なんだか誇らしい気がします。
ひとパック150円のツクシが5パック売れたって、すごい収益になるわけじゃないけれども
手入れの成果として得た商品なんですから
出荷するのも楽しいんじゃないかな、と。



お借りしていた里山で、ヤブカンゾウは、最初、ある場所でたった一輪見かけただけでした。
爆発的に増え、そこらじゅうがヤブカンゾウだらけになっている
と気がついたのは、7年経った頃でしょうか。
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山の手入れが進むうちに、ジワジワと繁殖域を広げていた彼らが
ある時期にワーーーーーーッと勢力を拡大したのでしょうね。



漫画にも描いたとおり、ヤブカンゾウの新芽はクセがなく、下ごしらえもいらず
本当に使い勝手の良い山菜です。
わずかなぬめりがあるので、ワケギの好きな方ならきっとやみつきになるのではないでしょうか。

蕾もまた、クセが少なく、色んな料理に応用できます。

クセの無い山菜なんて物足りない?
いやでも、タラの芽を3日食べ続けるわけにはいきませんけれども
ヤブカンゾウの新芽なら、3週間でもOKです。

採っても採っても逆に増えて来るほど生えて来る彼らのこと、旬の終わり頃には、青子のように
見るのもウンザリ
となって来ますが
良くしたもので、その頃には新芽の食べ頃は終わります。
グーーーーーーンと背が高くなり、彼らは「食材」ではなく、ただの「草」と化す。

また来年。

そうして1年経つと、ウンザリしたのもスッカリ忘れて初物が待ち遠しくなっているというものです。
山の恵みって、なんて素晴らしいんだろう。






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by t-haruno-2 | 2012-04-23 15:14
2012年 03月 27日

その40 <ふたたび 野の花>

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                                       つづく






もちろん、自然だって人間を傷つけています。人間は、自然に傷つけられている。
お互いに傷つけあって、一緒に生きているのがこの世界です。
生きていくしかありません。
人間同士だって、誰からも傷つけられたくなかったら、無人島へ行って一人で暮らすしかありませんものね。



農業も、林業も
自然を破壊することから成り立っています。
心なごむイングランドの牧場の続く風景も、フランスやイタリアの広々したブドウ畑も、スペインの見事なオリーブ畑も
そして日本の美しい田園風景も
すべて、もともとあった森林を破壊しつくすことで出来上がったものです。
結果、
イギリスや西ヨーロッパから、熊や狼はどんどん姿を消しつつあり(すでに絶滅した国も)、
日本でも狼が絶滅したのはご存知のとおり。
以前読んだ本の中に、日本の小学生の
「林業は木を伐ってしまうから、自然破壊でいけないと思う」
という発言が載っており、絶句したことがありますが
林業も漁業も農業も
自然を傷つけないで出来ることではありません。

でも、
相手を傷つけているという自覚があればこそ、遠慮やつつしみ深さというものが生まれて来るのではないでしょうか。
漁業ならば、獲りすぎない、
林業なら、木を伐りつつ、植林して新たな森を育てる。伐った広葉樹をもやかきして、森を再生させつつ使う。
一見、ものすごい森林破壊に見えてしまう日本の焼き畑だって
山の斜面を焼いた後、ソバを育て、大豆を育て、
同時に広葉樹の「ひこばえ」を大切に守りながら木を育て
木が育った頃に、ふたたび木を伐って薪やシイタケのほだ木にし、あとの斜面をまた焼くという
10年~15年くらいのサイクルで森を再生させながら使っていく、とても高度に知的な農業のやり方なのです。
持続できるよう、つつしみ深く使う。
そういう気持ちを、第一次産業の現場の人は持っているのではないでしょうか。
自分の手で自然を傷つけている実感があればこそ。

昨年、震災で大きな被害を受けた東北の漁師さんが、自分達の仕事を表してこのようなことを言っておられました。

「感謝しつつ命を取る」

農業や林業や漁業の本質を、これほど見事に表現した言葉を、私は知りません。



しつこい繰り返しになりますが
人間と自然はお互いに傷つけあっています。傷つけあって生きていくしかありません。
だから、私は、巷にあふれる
「自然を大切にしよう」
という言葉を前にすると、身構えてしまうのです。

大切にするって、どういうこと?
自然にはいっさい手を触れず、眺めるだけにすること?
それとも、自然を傷つけながらでも、つつしみと尊敬を持って利用すること?

考えは、人それぞれでしょう。
私は、「山の子」を描きながら、ずっと答えを考えています。



ただし、
考えつつも
現実には、「命を取る」ことをすべて人任せにし、
スーパーでタッパーに入った切り身の魚を買い、虫ひとつついていない野菜を買うのが
今の私の生活です。
家庭菜園でカメムシやヨトウムシを憎しみを込めて踏み潰すことはありますし、
山菜を採りに山に行けば色んな植物を踏みにじる。
けど、
それは食生活のごくごく一部でしかありません。



そういう生き方をしているのですから、
せめて、自然を傷つけていることを、自覚していたいと思う。
そして、傷つけあっている相手のこと、相手との関わり方を、これからも考えていきたいと思います。

ものすごく憎いけれども、限りなく愛しく大切な相手。

ああ、でも、人間同士でも、
一番憎んでいて一番愛している相手ほど、大変でやっかいなものは無いのですよね。






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by t-haruno-2 | 2012-03-27 15:25
2012年 02月 27日

その39<愛しの切り干し大根>

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                                       つづく






山間部は別として、ほとんど積雪の無い香川県の平野部では
大根を畑に残したまま越冬させているお宅も多いです。
お正月も過ぎると
葉っぱを切り取られ、大根本体だけがヌッと土から突き出した畑をあちこちで見かけるようになります。
とはいえ
香川県の平野部だって、氷点下になる日は何日もある。
大根、凍っちゃわないのかしら・・・・・・
と、ちょっと心配になってくる寒さの底の頃です。

土に埋めて越冬させる場合も、やり方は様々だと思います。
横に寝かせて埋める人、まっすぐに立てる人、
立てるにしても、葉っぱが伸びて来ないよう上下を逆さまにして埋める人もいると聞きます。
ばあちゃんは、お姑さんに習ったとおりにやっています。
そして、
ちょっぴり味の落ちてきた大根も、お日様に干すことでまた旨味が増すことでしょう。






さて
里山で畑をお借りしていた頃の話ですから、もう6~7年前になると思うのですが
いよいよ雨の降らない夏がありました。
香川県で降らないのは毎夏のこととは言え、3週間以上、パラリとも雨が落ちてきません。
天気予報では
「所によっては午後、にわか雨か雷雨があるでしょう」
なんて、毎日言っていましたが、
あれはただの夏の天気予報の常套句なんじゃないの?
と腹が立ってくるほど、お天気は崩れず、晴天のまま。
そんな日が1ヵ月近く続いていたのだから、もう畑もカラカラでした。
毎週末、水やりに通っていた私と夫ですが、カラカラの大地にジョウロで水を撒いたところで・・・・・・
たいして効果も無く、野菜達も疲れ気味。
そんなある週末、里山と畑の持ち主マスターTさんと、私はこんな会話を交わしました。

「いよいよ降りませんねーーーーーー」

「降らんのぉ」

「今日も、天気予報では、にわか雨か雷雨になるとか言うてましたけどねぇ」

「にわか雨が来る時はな、山からサァッと風が吹いてくるんじゃわ。そしたら降るんで」

「は~~~~~~、そうなんですか」

「たいていの、降るんで」

そして、その時です。
山と山の間、谷間になった細い道に沿って、私達が立つ場所にヒュゥッと強い風がひと吹き吹きつけたのは。

「マスターTさん、今のは!?」

「わっはっは。そうじゃのー。あんな感じの風じゃわのー」







・・・・・・とは言え、この時点ではマスターTさん、
本当にこの後土砂降りの雨がやって来るとは思っていなかったことでしょう。
私だって
んま~~~~~~絵に描いたようなタイミングで風が吹いたもんやなぁ
でも、ま、降りゃあせんやろ
と思っていた。
なにしろ、1ヶ月近く、ひとしずくだって降っていなかったんですから。
加えて、その時、空には別に怪しい積乱雲もわいていなかったんですから。

が、

降りました。

30分も経った頃でしょうか。
空が暗くなり、待望の雨がポツポツ落ち始めた。

最初は嬉しかったですよ。
大汗流してさっき畑に水やりして来たけど、あれはいったいなんやったんやろう??????
なんてことは考えません。
単純に嬉しかった。

ですが、

まもなく、ポツポツの雨がバケツをひっくり返したようになり、
そこに居合わせた全員が車の運転を見合わせるほどになったのには、たまげました。
しかもそれが1時間近くたっても止む気配が無い。
マスターTさんの農作業小屋で雨やどりしながら
ザァッと吹いて来た一陣の風の感触を、何度も思い出していた私でした。
しかし、
マスターTさんも、まさかここまで降るとは・・・・・・・・・・・・・・・・・・
思ってらっしゃらなかったでしょうね。






今、私は瀬戸内海沿いのマンションに暮らしています。
海のそばなので、空は広く、遠くの山脈の方まで空の様子がよく観察できます。
ですから、山脈の方から怪しい雷雲が広がって来た
とか、
西の方から雨雲が近づいて来た
とか
お天気の変わり目はよくわかります。
しかし、山の中となると・・・・・・・・・・・・。

わかりづらいものですね。

以前、TVで、身近な自然を観察し、独自のお天気長期予報をたてる農家の奥さんのドキュメンタリーを見ました。
その正確な予報は、全国の農家から頼りにされているとか。
自分の五感と経験を使ってお天気を読める人は、まだまだたくさんいるのでしょうね。
逆に農家であっても気象庁の予報が頼りという方は
増えていっているのかもしれません。

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                        切り干し大根と干しエビと大豆の炒め物






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by t-haruno-2 | 2012-02-27 15:34
2012年 01月 24日

その38 <GO!GO!女たち>

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          (ファンクバンドは大編成になることが多いので、メンバー集めが大変ですわ)

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私自身はシンプルでストレートなロックが好きなので、日常的にファンク・ミュージックを聴くことは
あまりないのですが
TVでファンクのライブが放送されていると、嬉しくなって良く観ます。
野暮ったくて、スタイリッシュの真逆を行ってて、ド派手で、お下劣で、
でもカッコイイ!

日本では、綺麗で可愛くてお洒落なものが受けるので(マイケル・ジャクソンとか)、
ファンクはいつまでたっても、この国ではちょっとマイナー。
ファンク・バンドが大ヒット曲をブチかまして紅白歌合戦に出る、というのはどうにも想像しにくいですが
いつだって我が道を行くファンキーな姿には、ほれぼれとします。

ガールズ・ロックの流行で、女子だけのバンドもすっかり珍しくなくなりましたが
流行なんかクソくらえ!
中吉中学の女子達にも、我が道を切り開いて行って欲しいと思います。
みんなと同じことしたってつまらない。
カッコ悪くても良いの。
それがカッコイイんだから。
地域おこしや、地域の宝もの探しも、きっとおんなじだと思います。

GO!GO!女の子達。
もちろん、おばさん達も。







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by t-haruno-2 | 2012-01-24 16:18
2011年 12月 06日

特別編<手作りのクッキーを東北に届けよう!>

初めてお読みの方は、まず<ペール缶のロケットストーブで東北を応援しよう!>をお読みください。

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      皆さまのあたたかいご協力のおかげで、たくさんのお菓子が東北に届きました。
     本当に、ありがとうございました。
     2012年2月17日現在、お菓子の募集は休止しております。
     一緒に東北を思ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

     なお、ストーブの製作資金や、送料へのご協力をお願いする
     「ノブヒェン募金プロジェクト」は、現在も継続中です。
     詳しくは<ペール缶のロケットストーブで東北を応援しよう!>のページをご覧ください。






九州のnjs2005さんが、可愛らしいデザインのペール缶を大量に焚き火小屋に届けてくださいました。
おかげで、こんなにポップでキュートなロケットストーブが、たくさん出来上がっています!

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おりしもシーズンにぴったりのクリスマスカラーだなぁ
と言うことで
このストーブの中にお菓子を入れて送ったら、楽しいクリスマスプレゼントになるのではないかな?
と、
ストーブを製作しているnature21-plusさんが思いつかれました。

とは言え、ロケットストーブは何十台もあるのです。
全部に入れるお菓子を、一人や二人で焼いていたのでは、大変な時間がかかってしまいます。いつ焼きあがることか・・・・・。

そこで、
お菓子作りが得意な方に、一袋ずつでもいいから協力していただけたら・・・・・
と考えました。
たくさんの方に、少しずつ力を貸していただければ
何十台ものお菓子入りロケットストーブが被災地に届けられます。

クリスマスが終わっても、お菓子をプレゼントしたいシーズンは続きます。
お正月、バレンタインデー、卒業式に入学式。

どうか、皆さんの力を貸してください。

恥ずかしながらわたくし高橋はるのは、お菓子が焼けません。
生まれてこのかた、お菓子を焼いたことが無いのです。ホンマですよ。
小学生の頃、ホットケーキミックスでホットケーキを焼いた
あれを
「お菓子を焼いた」
とカウントしても許されるのなら、焼いたことがあるんですが。

そういうわけで、私には、このプロジェクトに協力する力がありません。
お菓子作りが得意な皆さん、
ぜひ、ぜひ、
どうか力をお貸しください。
お菓子作りが得意なお友達をお持ちの皆さん、ぜひ、お友達にお声をかけてください。
みんなで、色んな形で、長く長ーーーーーく被災地を応援して行きましょう。



  <クッキーやビスケットの送り先>

     〒693-0101
  
     島根県出雲市上島町1959

     しまね自然の学校 内
     「ノブヒェン募金プロジェクト」 宛

     ℡ 090-4570-3856






     この<手作りのクッキーを東北に届けよう!>のページ上の漫画、写真、文章について
     無断での転載、転用はご遠慮願います。
     なお、リンクは、フリーです。

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by t-haruno-2 | 2011-12-06 17:07 | 手作りのクッキーで東北を応援