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2011年 11月 15日

特別編<ペール缶のロケットストーブで東北を応援しよう!>

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     皆さまのあたたかいご協力のおかげで、たくさんのペール缶が集まりました。
    本当に、ありがとうございます。
    2012年2月17日現在、ペール缶の募集は休止しております。
    関心を持ち、一緒に東北を思ってくださった皆さま、
    本当にありがとうございました。

    なお、ストーブの製作資金や、送料へのご協力をお願いする
    「ノブヒェン募金プロジェクト」は、現在も継続中です。
    詳しくは、このページの後半をご覧ください。






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ペール缶が無いのなら、手作りのロケットストーブなのだし別の素材で代用すればいいのでは?
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
でも、
このペール缶のロケットストーブは、岡野さんや、被災地でこれを被災された方々に届けてくださっている方が
徐々に改良を重ね
これが安全で、かつ使い勝手の良い、今現在のベストの形だ
というところまで作り上げていったものなのです。
たまにキャンプへ行って直火料理を楽しむ・・・・・というのではなく
被災された方々は、日常的にこのロケットストーブで、3食、調理をされるわけですから
安全に手早く調理ができる
ということは、とても大切なこと。
そして、
その大切なことを守るために、今、ペール缶が必要なのです。
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これを読まれた方にお願いいたします。

空のペール缶集めに、どうかご協力ください。

ペール缶を見つけて前述の送り先に送ってくだされば、本当にありがたいですし
また、
ペール缶集めのことを誰かに伝え、広めてくだされば、とてもとても助かります。

この<ペール缶のロケットストーブで東北を応援しよう!>ページ上の漫画、写真、文章については
このままの形で転載、転用いただけるのであれば、
そして、ペール缶集めのためにお使いいただけるのであれば、
ご自由に使っていただいて、かまいません。
リンクもフリーです。





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ペール缶のロケットストーブの製作状況については
発案者であり製作者である岡野さんのブログ<焚き火小屋の備忘録>に詳しく書かれています。

ペール缶のロケットストーブを、南三陸町を中心に、被災された方々に直接届けてくださっているのは
ひーさん。
届けられ、役立っている様子は、ひーさんのブログ<今日は今日の風に吹かれて>に、こちらも詳しく報告されています。

このロケットストーブを送る「ノブヒェン募金プロジェクト」の実務を担当して下さっているのはhanaさん。
プロジェクトでは、空ペール缶だけではなく
煙突など材料の購入費用や、ロケットストーブの輸送費用の寄付も募っています。
寄付の送金先は、こちらです。↓
     
     <郵便局>

     記号 15350  番号 6652291

     口座名 ノブヒェンボキンプロジェクト

     
     <ゆうちょ銀行>

     店名 五三八  店番 538

     普通 0665229

     口座名 ノブヒェンボキンプロジェクト


     <山陰合同銀行>

     出雲支店  普通 4082923

     ノブヒェン募金プロジェクト  岡野正美


会計報告は、hanaさんのブログ<花一輪のシアワセ>に詳しく書かれていますので、ぜひご覧ください。

また、ロケットストーブがどういうものであるかについては、
この「山の子」の中の
<瓦のキッチンストーブ> <一斗缶のロケットストーブ>のページを、お読みください。

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     <ペール缶のロケットストーブで東北を応援しよう!>ページ上の漫画、写真、文章について、
     無断での転載、転用はご遠慮願います。
     なお、リンクはフリーです。






     
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by t-haruno-2 | 2011-11-15 15:03 | ペール缶のロケットストーブ | Comments(47)
2011年 10月 26日

その37 <パイを分けあう?>

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                                       つづく



橙のピールのアイディアは、sakkoさんからお借りしました。
チョコがけのピールも、毎年sakkoさんがバレンタインデーに作っておられます。
橙のピールのレシピは、sakkoさんのホームページに詳しく書かれていますので、是非ごらんください。







社会主義や共産主義が幸せな世界を作るとは、私は信じていません。
理想としては素晴らしいですが、
かつての東ヨーロッパや、旧ソビエトがどのような社会であったかを見るにつけ
このシステムを動かすのが人間で、
その人間が、必ず腐敗する生き物である以上、
これは人類が扱うには決して向かないシステムなのだろうな
と思う。

かといって、今の資本主義が人を幸福にするとは、これまたとうてい思えません。

アメリカ式の考え方なのか、とにかく巨大に儲けよう儲けようと、その欲はとどまる所を知らない。
「ほどほど」
という発想が無いのか
「シェア100パーセントを取ろう」
と、何かに取りつかれたようにむきになっているように見えます。
それも、経済がグローバル化された現在ですから「世界シェア100パーセント」取らなきゃダメ。
100パーセントじゃなきゃ、0パーセントも99パーセントも同じで、それは負けなんだ!
そんなムードを感じます。
「欲じじい」という妖怪に取りつかれているのだろうか。

たとえば
全国チェーンのお店は、ライバルチェーンに勝つべく、どんどんどんどん店舗を増やしていきます。
そんな全国展開のドラッグストアやホームセンターや巨大ショッピングセンターが建った日には
地元の金物屋さんとか薬局、八百屋さんなんて、あっと言う間に客足が減って閉店です。
でも、
その後、その全国チェーン店は、その土地で「思ったより商売がもうひとつだな」と感じたら
すぐさま撤退、
もうけがありそうな別の場所に、また新店舗をドカッと建てる。
あとに残されるのは、金物屋も薬局も八百屋も無い町と、全国チェーン店の巨大な空き家・・・・・・・・・・
実際、そういう町は多いのではないでしょうか?

何故、そんなにパイを丸ごと欲しがるのか。
それも巨大なパイを。
それが「向上心」というものなのでしょうか?????





私の考えがが甘すぎるのだとは思います。

でもね。

成功例があるとすぐに飛びついて真似をする。
企業でも自治体でも、第3セクターでもそれは同じなのですが、
そうやって
上手く行けば真似をした相手のシェアも奪い、パイを丸ごと手に入れる。
でも、
やがては別の誰かが出てきて、自分のパイは全部持って行かれてしまう・・・・・
ことの繰り返しの世界って
・・・・・・・・・・どうなんだろう・・・・・・・・・・?





人真似をせず、オリジナルの発想を持ち、個性を磨き、
そして、ほどほどに人とパイを分け合い・・・・・・・・・・・・・・・





って、ああ、
確かに甘すぎますね。
それこそ共産主義や社会主義のように「理想」すぎる。

けれども、
これまでの「正解」から発想を変えないと、もう私達はどこへも行けない、行きようがない
と感じています。
今、切実に。





     このブログ上の漫画、文章の著作権は、高橋はるのにあります。
     無断での転載、転用は、ご遠慮願います。
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by t-haruno-2 | 2011-10-26 15:22 | Comments(10)
2011年 09月 27日

その36 <いつか山にかえる日>

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                                       つづく





山間部でのイノシシ、鹿、猿などなどによる農作物への被害の甚大さを知っているので
私は野生動物を可愛いとは、針の先ほども思いません。
里山で動物に会えばムッとしてにらみつけ、石を投げて追い払いたい
と思う。

でも、
好きではないけれども、彼らのことを私は尊敬しています。

あの山の中で、多くの動物は一人で生き、一人で死んでいく。
群れで生きる動物だとて
歳をとったり病気になれば、群れを離れ孤独に生き、死んでいきます。
そして静かに土にかえる。

その孤独さと潔さに、人間の私がかなうはずがありません。



去年(2010年)から今年(2011年)にかけての冬は、久しぶりの寒い冬でした。
香川県でさえ、何度も積雪があり
平野部でも10センチ以上も積もった日がありました。
平野部での10センチ以上の積雪なんて、私にとっては小学生低学年の時以来の大雪です。
山間部では、もちろんもっともっと積もっていたことでしょう。

そんな寒い冬、
人間は暖房を強くしたり、厚着をしたりでしのげますが
野生動物達は、身ひとつで耐えている。

めったに無い積雪の山の中で、ただただうずくまって寒さに耐えている動物達を思うと
変かもしれませんが
私は、非常に厳粛な気持ちになります。
寒さに耐えられなかった多くのものは、あの冬を越せなかったことでしょう。
そして土にかえり、山にかえっていったことでしょう。



里山に通い、季節の移り変わりを何度も目にしていると
そういう自然でシンプルな生涯の終え方が、
とても尊いものに思えてきます。

土にかえり、大地の一部となり、
木々を茂らせ、生き物達を養い、
皮膚のかけら、細胞の一個までもがこの世界のものとなる。

そのような生き方(つまりは生涯の終え方)にあこがれるのは、おそらく私だけではないでしょう。
山に生きてきた林ばあちゃんは、きっとなおさらのことと思います。





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by t-haruno-2 | 2011-09-27 16:42 | Comments(6)
2011年 08月 30日

その35 <橙のピール>

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珍しい橙のピールのアイディアと写真は、sakkoさんよりお借りいたしました。
橙のピールのレシピは、sakkoさんのホームページのこちらのページをご覧ください。





この1年ほど、各地の道の駅やおみやげ物売り場で必ずと言っていいほど目にするのが
「食べるラー油」です。
地元の食材を使った、「◎◎町の食べるラー油」といったもの。
これは、もともと沖縄・石垣島のとある食堂が作っていたオリジナル商品だったと聞いているのですが
美味しいとの評判が伝わり、
TVや雑誌で取り上げられたとたん
全国から引き合いが来た・・・・・と同時に、
真似をした商品が、全国で乱立。
今では、本当に、どこに行っても「食べるラー油」だらけです。

情報化時代とは恐ろしいもの。
町おこしのために素晴らしい特産品を開発しても、
真似しやすい品なら、またたく間に類似品が全国で生まれる21世紀です。





徳島県の山間部にある上勝町(かみかつちょう)という町は
モミジの葉や杉の葉など、料理に添えられる「ツマモノ」と呼ばれる商品で町おこしをしています。
葉っぱを売って年収2000万円のおじいさん、おばあさんがいる町
として、マスコミでも再三取り上げられているので
ご存知の方も多いことでしょう。
ツマモノに着眼した最初の発案者がすごい!と思うのは
これら葉っぱ類ならとても軽いので、高齢の方の多い山間部でも収穫や出荷が楽に出来ること。
そして
イノシシや猿に、商品を狙われないこと。
まったく素晴らしい特産品だと思います。

じゃあ、似たような環境の土地から、真似してツマモノビジネスに参入してくる町や村はないのかな?
気になるところですが
良質の葉っぱを収穫するためには、良い樹が必要。
野菜と違って、樹を育てるには時間がかかるので
すぐには真似できないのかもしれません。
とは言え、
いつかはライバルが登場するのではないかしら・・・・・・・・・・と、心配ではあるのですが。





何で町おこしをするのか?
わが町の特産品って何?
ってことを考えるのは、とてもとてもとても大変な時代になりました。
追随者がすぐに出て来ること、
そして、
漫画に描いたように、簡単に消費され、移り気な消費者にいともアッサリと忘れ去られてしまうことも含めて。

でも、青子には、めげずに考え続けて欲しい。
立ち止まるな、青子。
走りながら考え続けろ。





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by t-haruno-2 | 2011-08-30 15:59 | Comments(16)
2011年 07月 19日

その34 <untitled>

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20年ほど前、
ほんの一時期でしたが、原発反対の署名を集めていたことがありました。
友人の知り合いに頼まれたのだったか
どういういきさつで協力することになったのか、今となっては思い出せないのですが
郵便で署名用紙が送られてくるたびに、
自分の知人に協力してもらって、反対署名を集めていました。

・・・・・・・しかし、それは、ごく短期間で終わります。

署名用紙が、2週間に1度くらいと、たいへんにひんぱんに送られてきて
知人に署名の協力を頼むのに疲れてしまったからです。
活動をされていた方達は、
色んな所へ署名を送るべく、熱心に郵送していたわけですが、
情けないことに私がついて行けませんでした・・・・・。

それともうひとつ。

これは、いくら署名を集めても原発を推し進めたい政府や権力者は、まったく動かないのではないか
と、うっすらと感じたこと。
色んな原発反対団体から持ち込まれる、大量の反対署名の束を前にしても
形だけは慇懃無礼に受け取りながら
彼らは、それをまったく無視し続けるのではないか
と感じてしまったこと。
国は、もう原発推進で行くと決まっており、それによって恩恵を受ける権力者が多々おり、
権力を持たない市民がどう動いたところで、何ひとつ変えることは出来ないのではないか
と。

これが、反対署名を集められなくなったもうひとつの原因でした。





署名を集めるのを止めてしまって以降は、原発について考えたくないのが本音で
原発に関することからは目をそらし続けてきた私です。

大手全国新聞に、「原発は安全でクリーンなエネルギー」という大々的な広告が載るようになっても
「・・・・・もういいや・・・・・」
とただただ投げやりでした。
思考を停止してしまっていました。





・・・・・そうしていると、人間、どんどんどんどん鈍感になって行くものですね。

政府が進めるオール電化の生活が、次第に安全なものに思えて来る。

結果、
私の両親や夫の両親が、台所の調理器具をガスからIHクッキングヒーターに変えた時
私は、ホッとしていたのです。
「これで安心」
なんて。

それどころか、
昨年(2010年)、
ものすごい酷暑に苦しめられた夏、
ガス調理器の火で蒸し風呂のようになる台所のあまりの暑さに、
夫ともども
「いっそ、IH調理器に変えようか」
などと話し合ってしまった。
エアコンを使わない以上、調理の際の熱が少しでも少ない方が楽。
ガスより電気の方がマシなんじゃないか?
と考えたわけですが
今となっては、自分達のどこかが狂っていたとしか思えません。
「いったい我々は何を考えていたんだろうか・・・・・?」
と、夫と顔を見合わせるばかりの最近です・・・・・。





私が原発の問題から目をそらし続けて来た結果が、今のこの国です。

今や54基の原発を抱え
それらの維持管理だけでも膨大なお金がかかり、
また、廃炉にするにも、巨額な費用と長い長い時間を必要とする。
そして、いったん事故が起これば、その被害の大きさは・・・・・。

こんなものを、次の世代に残してしまった。

国の借金を次世代に押し付けるのは、ひどいことですが
原発はそれの比ではありません。





大きな権力が、市民の声を無視し続けると、市民の方で声をあげる気力を無くす。

今回、私が骨身にしみたことです。

気力を無くしてはいけない。
細々とでも、声をあげ続けなければ
と今は思います。





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by t-haruno-2 | 2011-07-19 15:46 | Comments(8)
2011年 06月 17日

特別編 <一斗缶でロケットストーブを作ろう!>

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3月11日の大震災以降、ホームセンターでカセットコンロが良く売れている
とTVニュースで言っていました。
災害でライフラインが止まってしまった時のことを考えると、準備しておきたくなる気持ちはよくわかります。
ただ、
カセットコンロのガスボンベで、何回くらい料理が出来るのでしょうか。
1~2日でライフラインが復旧すれば、あまり問題は無いでしょうが
大きな災害で、1週間、1ヶ月とガスや電気が止まってしまったら、とてもカセットコンロでは間に合いません。
そして、
それくらい大きな災害になれば、ボンベが切れたからといって、新しいボンベを買いに行ける状況ではないはず。
残念ながらカセットコンロは、
災害対策用品としては、あまりおすすめできるものではないようです。

同じ理由でキャンプ用の燃料コンロや、昔ながらの七輪も、大災害時には燃料の補充がむつかしく
数日で役に立たなくなる可能性が強い。

一斗缶のロケットストーブの強みは、その燃料の補充の容易さにあります。

災害時、
足場の悪い中、大きな焚き木を大量に拾い集めるのは大変だと思いますが
小枝や木切れなら、
比較的楽に、周囲で手に入れることができるのではないでしょうか。
効率よく燃えるロケットストーブなら、少量の木切れや小枝で1回分の調理が可能です。

3度3度の食事を
燃料を気にせず作ることができる。

暖かく美味しい食べ物は、平時でも人の心の大きな支えですが、災害時ならなおのこと。

漫画では、ストーブにお鍋をのせてカレーを作りましたが
このストーブなら、ガスコンロと同じように炒め物、焼き物も作れます。
バリエーション豊富な料理は、きっと人を笑顔にし、元気にしてくれることと思います。

今なおガスや電気が普及しない東日本大震災の被災地で、この一斗缶のロケットストーブを活用していただきたいのが
まず一番の願いですが、
被災地以外のみなさんも
災害時の対策用品として、一家に一台、この一斗缶のロケットストーブを用意されてはいかがでしょうか?

暖かい食事、
美味しい食事は、本当に人の心を支えるものだと思うから。





ただ、一斗缶のロケットストーブに弱点が無いわけではありません。
漫画にも描いたとおり、人がぶつかったり蹴飛ばしたりすれば、倒れてしまう。

このストーブを作る際、パーライトが手に入らない場合は砂や土で代用していただいて構わないのですが
軽量のパーライトを砂や土に変えたとしても、
安定性が大きく増すわけではありません。
周囲で走り回るのは、やはり禁物。

小さなお子さんがいる家庭では、
パーライトでストーブを作るにしろ、砂や土で作るにしろ、
調理の間は、
充分にお子さん達を見守っていてあげてくださいね。





さて、
「ロケットストーブに魅力は感じたけれども、安定性が無いのでは困る・・・・・」
と感じた方へ。

一斗缶のロケットストーブと同じ原理で、大変に効率よく燃え
なおかつ、
蹴っ飛ばしても倒れない安定性を持つ「瓦のキッチンストーブ」というものもあるのです。
これは持ち運びは出来ず、
設置するのにある程度のスペースが必要ですが
本当に安定しており、うっかり体が触れても火傷の心配がありません。
興味がわいた方は、是非こちらの「瓦のキッチンストーブ」のページをご覧ください。

また、
一斗缶のロケットストーブや瓦のキッチンストーブと組み合わせて、パンやピザを焼く
「フライパンのパン焼き窯」というものもあります。
「フライパンのパン焼き窯」のページをご覧になってください。





一斗缶のロケットストーブ発案・写真提供     nature21-plusさん

                              こちらのページでは、
                              一斗缶のロケットストーブの作り方を
                              写真入りで説明されています。





     この<一斗缶でロケットストーブを作ろう!>のページ上の漫画、文章、写真について
     転載、転用、2次使用の制限はいっさいありません。
     ご自由に使い、どうか役立ててください。

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by t-haruno-2 | 2011-06-17 15:54 | 一斗缶のロケットストーブ | Comments(32)
2011年 05月 23日

その33 <シイタケへの道 4>

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                                       つづく






「何でもやってみたらええんじゃわ」

マスターTさんは何度もおっしゃいました。
私達がシイタケの原木栽培を始めたばかりの頃です。

何もかもが初めてのことなので、何ごとにおいても教科書通りにものごとをすすめようとする私達。
「シイタケ栽培に適した樹は、クヌギやコナラ、ミズナラです」
「ナメコの栽培に適した樹は、ヤマザクラです」
と栽培指南書に書いてあれば、
栽培のために、ヤマザクラを伐らなきゃ
と思う。

でも、
「クヌギでナメコを試してみてもええんじゃ。なんでもやってみたらええ」
とマスターTさん。

・・・・・考えてみれば、山の手入れのために老木を伐採して、その使い道としてキノコのほだ木に・・・・・
というのが、ことの始まりなのです。
伐採したのが栗の木なら、栗の木でシイタケを
コナラしか無いのなら、コナラでナメコを
育ててみても良いのです。
それが案外、土地や気候を合って、上手く行くことだってあるのですから。

また、伐採した樹を解体してのほだ木作り。
持ち上げられる重さのほだ木は、仮伏せ場所や本伏せ場所に運べますが
樹の根元のほうは太くて、50センチくらいに短く切っても持ち上げられるものではありません。
そんな動かせないほどの太いほだ木は、
「その場所にそのまま置いて、植菌したらええ。それでも案外シイタケは出るもんじゃわ」
・・・・・って、<その場所>は日光が結構バシバシ当たる山の斜面なのですが、
「そのままで植菌したらええんじゃ」
と何度もおっしゃるので、
半信半疑ながら、シイタケ菌を打ち込んだ我々。
太いほだ木は、何かに立てかけることも出来ず、地面に寝かせたままです。

が、

確かに、
ほだ場としては、まっっっっったく条件の悪いここ↓でも、そこそこシイタケは採れました。
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本当に、教科書ばかりに頼っていてはいけません。
やってみないと。
自分で考えてみないと。





と言うわけで、徐々に「こうしたらどうかな?」と、自分達なりのやり方を考えるようになっていった我々夫婦。
2009年の春に本伏せしたシイタケのほだ木は、
重くて持ち上げられないものは、もう遠くのほだ場へ運ばず、
解体した場所のそばに適所を探し、↓適当に間伐材にもたれかけさせるだけにして本伏せ完了。
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それでも
2年経った今、
ものすごく良くシイタケは出ています。
2005年の春に、初めてほだ場を作った時には
地面に杭を打ち込んで、その杭に鉄条網を巻いて、そこにほだ木を立てかけて・・・・・
と教科書通りに本伏せした我々。
あの苦労はなんやったんや・・・・・・・・・・?

もちろん、先人があみ出した、プロのやる完璧なやり方を一度体験しておくのは悪くないことでしょう。
その経験から、応用だって生まれるのですから。

プロのやり方と言えば、漫画に描いた本伏せの方法、
あれは本伏せ方法のごくごく一部です。
その土地の地形や気候によって、合ったやり方というのは様々にあると思います。
ちなみに
同じうちの里山でも、別の里山オーナーさんがされているのは、↓こういう伏せ方。ううん、お見事!
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コナラやクヌギ、ミズナラなどの落葉広葉樹は、こうして伐ってシイタケのほだ木などに使っても
切り株から「ひこばえ」が生えて、15年から20年もすれば、また大きな樹に育つ
ということは
山の子の「もやかき」に描きました。
そうやって、利用していれば、コナラやクヌギはいったん伐られて若返り、勢いのある樹になる。
また、
山に人の手を入れ続けることによって、やっかいな竹の繁殖を防ぐことにもなるでしょう。
落葉広葉樹の元気な山が、豊かな日本近海の漁場を作っている
ということは
「海からの贈り物」に描いています。

3月11日の震災で
東日本の太平洋側の漁場は、大きな被害を受けました。
そこに豊かな漁場を取り戻すのは、東日本の山々の力。
なので、
東日本の山に暮らす人達のことも、応援しなくちゃ
と思っています。
山間部の棚田米や、原木栽培のシイタケを、旅先の道の駅とか物産フェアーで見かけたら
是非、買ってあげてください。
私も買います。

この国の国土の69パーセントは山。
山からも、沿岸部を応援して行きたい。





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     無断での転載、転用は、ご遠慮願います、
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by t-haruno-2 | 2011-05-23 15:11 | Comments(10)
2011年 04月 23日

その32 <野の花>

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                                       つづく





山の子の中で何度も描いてきたことですが、
この世界は、人間を含めた生き物達のせめぎあいの場所です。
人間は、自分達が豊かに幸せに生きるために努力をするし、
他の生き物達は、我が子孫繁栄という本能に忠実に生きている。
動物も、昆虫も、植物も、菌類も、
<自分達が良ければ>
というエゴ丸出しで、ぶつかり合っているのが、この世界だと思います。

ですから、
TVや雑誌で見かける「自然と共存した里山」というのは、
人間にとっては都合の良い共存状態であっても、動物や植物にしてみたら迷惑千万なことも多いはず。
漫画に描いたように、我が里山では、
淡竹の竹林を皆伐して地面の日当たりが良くなると、数年後にシュンランが顔を出して私と夫を喜ばせましたが
さて、淡竹にしてみれば、どうだったのか。

と言うわけで、
里山賛美のTV番組や雑誌の記事を目にするたびに、
奇麗ごと過ぎる
とストレスのたまる私です。
逆に、
人間ばかりが自然を破壊し、迷惑をかけている
という考え方も、ナイーブ過ぎると感じます。

エゴとエゴがぶつかり合い、傷つけあうのがこの世界。
完全な悪人はいませんし、100パーセントの善人もいない。
生きるためには、他の生き物の命を奪わねばならないように、
誰もが誰かを傷つけ、誰かに傷つけられているのが、共存ということなのでしょう。

国土の69パーセントもの山林を持つこの日本。
他の先進国に比べて、山は圧倒的に身近にあります。
その山を利用しないで、
他の国から山菜やらキノコやら、木材やら、農作物やらを輸入し続けるのは空しい話です。

かといって、利用すれば自然を確実に傷つける。

自然の利用と自然破壊の間に、どう折り合いをつけるのか。

農家や林家は、常にこの痛みと向き合っていると思います。
通いで里山の手入れをしている私ごときでも、この痛みをビシビシと感じます。
それでも、
そこにある山を、ただ「綺麗だな」「自然は良いな」と眺めているのではなく
利用しなくては。
この痛みを引き受けて、食べ物や生活の材料を得なくては、と思う。
国土の69パーセントもの山が、あるのだから。





・・・・・ただ、こういうことに痛みを感じるのは、「自然と人間が対等だ」という考えから来る
とてもとてもアジア的な発想なんだろうな
と思います。
自然とは人間が管理するもの、守ってやるもので、
「対等では無い」
という考え方の国や地域も多いでしょうから。





さて、これから我が里山は草刈りの季節。
私のエゴで、
食べ頃を過ぎて葉っぱになってしまったワラビや、しつこく出て来る竹をバンバンと刈っていくことにしましょうか。
私は善人であるし、悪人でもある。
里山の動植物達も、悪人であり、善人であるのです。





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by t-haruno-2 | 2011-04-23 16:29 | Comments(10)
2011年 04月 09日

特別編 <ノブヒェン窯でピザやパンを焼こう!>

初めてお読みの方は、まず<被災地に届いて。瓦のキッチンストーブの作り方>を読んでから、
こちらをお読みください。



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加筆訂正! ボウルを切る作業は、必要ありません!
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漫画を描いた時点と現在では、フライパンのパン焼き窯<ノブヒェン窯>の作り方が変わっております。

小さいボウルをキッチンバサミでザクザク切る作業は、もう必要ありません。

この漫画のアップ後、たくさんの方がノブヒェン窯を作り、料理をしてみてくださった結果
切って下側に置く「スカート」のような形のパーツは、無くても調理に支障無し、とわかりました。


ですので、現段階でノブヒェン窯作りに必要なのは、フライパン、小さいボウル1個、大きいボウル1個、以上です。↓
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フライパンで作った底の部分に割れ瓦か平たい石を敷き、その上に調理したいものを乗せ、
小さいボウルをかぶせ、その上から大きいボウルをかぶせ、調理します。



さて、ここで、もうふたつ加筆訂正を!!!!!!

① ボウル小とボウル大を重ねる時、間に2~3センチの隙間ができるよう、小石とか割れた瓦とか
スペーサー(スペースを作るもの)になるものを入れてください。↓
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これで出来るボウルとボウルの隙間が、ノブヒェン窯のポイントです。

ですが、瓦のロケットストーブでノブヒェン窯を使う際には、スペーサーは特に必要ありませんでした。
瓦の微妙な曲線のおかげで、上にかぶせた大きなボウルが自然に浮き上がって、
小さいボウルとの間にスペースを作っていたからです。

でも、
瓦のロケットストーブでノブヒェン窯を使う際も、↓このように平らな台に乗せて使う場合もありますし、
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また、ガスコンロでノブヒェン窯を使うこともあるでしょう。

ですので、平らな調理器具の上でノブヒェン窯を使う方は
必ずボウルとボウルの間にスペーサーを置いて使ってくださいね!



② 窯の底部分に使うフライパンは、テフロン加工で無いものを使ってください!
テフロン加工は、260℃以上の高温になると溶け出す可能性があるそうですので
テフロン無しのものを探してください。

テフロン加工無しの、鉄のフライパンで、さらに柄が取り外せるタイプのもので作るノブヒェン窯は
こちらのページで紹介されています。
このフライパンを使えば柄を切る作業がいらず、2012年10月の段階では、一番誰にでもとっつきやすい作り方なのでは
と思います。

漫画で紹介したノブヒェン窯は、いわば「初期型」「原型」とも言うべきもので
今現在も、たくさんの方が試行錯誤しながら作りやすく、かつ使い勝手が良いように改良が重ねられています。
これをお読みになったみなさんも、身近にある物を工夫して代用しながら、自分のスペシャルノブヒェン窯を作ってくださいね。






瓦のロケットストーブがあれば、本当に少ない焚き木の量で短時間に調理ができます。
ご覧ください。この勢いの良い炎。炊きつけ口も見てください。こんなに細くて少量の薪で、頼もしい炎が得られるのです。
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そして、そこにこのノブヒェン窯が加われば、オーブン料理が手軽に出来るようになり、「災害時の炊き出し = 汁物」
の固定観念から開放されて、料理の幅がグンと広がることでしょう。
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瓦のロケットストーブ & ノブヒェン窯での調理については、<使ってみようよ 瓦のロケットストーブ その2>
詳しく説明してありますので、どうぞごらんになってください。






瓦のロケットストーブ、ノブヒェン窯考案     nature21-plusさん<焚き火小屋の備忘録>

写真提供     veronica-t さん<田園で豊かに暮らす>






      この<ノブヒェン窯でピザやパンを焼こう!>ページ上の漫画、写真、文章について
      営利目的でなければ、転載、転用、2次使用の制限はありません。
      ご自由に使い、どうか役立ててください。

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by t-haruno-2 | 2011-04-09 16:20 | ノブヒェン窯 | Comments(31)
2011年 03月 20日

特別編 <被災地に届いて。瓦のキッチンストーブの作り方>

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被災地で不自由な生活をされている方や、
これからたくさん当地に入って行かれるであろうボランティアの方達に
きっと役立つキッチンストーブです。
工具無しで、老若男女、誰だって造れる調理道具です。

「瓦の・・・・・」と名付けられていますが、新しく建てた家ですと、瓦を使っていない場合も多いですよね。
また雪の多い地域も、瓦屋根は少ないかもしれません。
でも、
このキッチンストーブは、構造さえ理解できていれば、他の材料でも応用が可能です。
例えば、ガーデニング用の煉瓦や敷石、敷き瓦などでも造れるのではないでしょうか。
瓦が無いから・・・・・とあきらめずに、
「瓦のキッチンストーブ」を造って、是非役立ててください。
瓦ほど面積が無い材料(煉瓦とか敷石とか)の場合は、積み上げた時の安定性が問題になってきますが、
両脇の壁の外側に土を盛って安定させると良いでしょう。
昔の「かまど」「おくどさん」みたいな感じで、どっしりとキッチンストーブの両脇に土を盛るのです。
あきらめないで。
造ってみてください。

火の取り扱いに慣れていない方のためには、
veronica-t さんのブログ「田園に豊かに暮らす」の中の、こちらのページが参考になると思います。

キッチンストーブ発案、製作、写真提供     nature21-plusさん 「焚き火小屋の備忘録」
キッチンストーブの作り方の写真入りの説明は、こちらのページをご覧下さい。

ただ、余震が続く中で、キッチンストーブの材料を集めてまわるのは、大変危険です。
どうか余震がおさまるまでお待ちください。
また、余震がおさまってからも、じゅうぶんに安全を確認しながら、キッチンストーブを作ってください。

漫画製作     高橋はるの



この<被災地に届いて。瓦のキッチンストーブの作り方>ページ上の漫画、写真、文章について、
営利目的でなければ、転載、転用、2次使用の制限はありません。
ご自由に使い、役立ててください。
被災地では、PCを無くされた方や携帯を充電できない方が、今もたくさんいらっしゃると思います。
その方達にこの<作り方>が届くよう
プリントアウトしてコピーをし、紙で配れる立場の方に、どうかこの情報が届きますように。
皆さんのご協力を、どうかよろしくお願いいたします。

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by t-haruno-2 | 2011-03-20 07:54 | 瓦のキッチンストーブ | Comments(54)