2011年 04月 09日
初めてお読みの方は、まず<被災地に届いて。瓦のキッチンストーブの作り方>を読んでから、 こちらをお読みください。 加筆訂正! ボウルを切る作業は、必要ありません! 漫画を描いた時点と現在では、フライパンのパン焼き窯<ノブヒェン窯>の作り方が変わっております。 小さいボウルをキッチンバサミでザクザク切る作業は、もう必要ありません。 この漫画のアップ後、たくさんの方がノブヒェン窯を作り、料理をしてみてくださった結果 切って下側に置く「スカート」のような形のパーツは、無くても調理に支障無し、とわかりました。 ですので、現段階でノブヒェン窯作りに必要なのは、フライパン、小さいボウル1個、大きいボウル1個、以上です。↓ フライパンで作った底の部分に割れ瓦か平たい石を敷き、その上に調理したいものを乗せ、 小さいボウルをかぶせ、その上から大きいボウルをかぶせ、調理します。 さて、ここで、もうふたつ加筆訂正を!!!!!! ① ボウル小とボウル大を重ねる時、間に2~3センチの隙間ができるよう、小石とか割れた瓦とか スペーサー(スペースを作るもの)になるものを入れてください。↓ これで出来るボウルとボウルの隙間が、ノブヒェン窯のポイントです。 ですが、瓦のロケットストーブでノブヒェン窯を使う際には、スペーサーは特に必要ありませんでした。 瓦の微妙な曲線のおかげで、上にかぶせた大きなボウルが自然に浮き上がって、 小さいボウルとの間にスペースを作っていたからです。 でも、 瓦のロケットストーブでノブヒェン窯を使う際も、↓このように平らな台に乗せて使う場合もありますし、 また、ガスコンロでノブヒェン窯を使うこともあるでしょう。 ですので、平らな調理器具の上でノブヒェン窯を使う方は 必ずボウルとボウルの間にスペーサーを置いて使ってくださいね! ② 窯の底部分に使うフライパンは、テフロン加工で無いものを使ってください! テフロン加工は、260℃以上の高温になると溶け出す可能性があるそうですので テフロン無しのものを探してください。 テフロン加工無しの、鉄のフライパンで、さらに柄が取り外せるタイプのもので作るノブヒェン窯は こちらのページで紹介されています。 このフライパンを使えば柄を切る作業がいらず、2012年10月の段階では、一番誰にでもとっつきやすい作り方なのでは と思います。 漫画で紹介したノブヒェン窯は、いわば「初期型」「原型」とも言うべきもので 今現在も、たくさんの方が試行錯誤しながら作りやすく、かつ使い勝手が良いように改良が重ねられています。 これをお読みになったみなさんも、身近にある物を工夫して代用しながら、自分のスペシャルノブヒェン窯を作ってくださいね。 瓦のロケットストーブがあれば、本当に少ない焚き木の量で短時間に調理ができます。 ご覧ください。この勢いの良い炎。炊きつけ口も見てください。こんなに細くて少量の薪で、頼もしい炎が得られるのです。 そして、そこにこのノブヒェン窯が加われば、オーブン料理が手軽に出来るようになり、「災害時の炊き出し = 汁物」 の固定観念から開放されて、料理の幅がグンと広がることでしょう。 瓦のロケットストーブ & ノブヒェン窯での調理については、<使ってみようよ 瓦のロケットストーブ その2>で 詳しく説明してありますので、どうぞごらんになってください。 瓦のロケットストーブ、ノブヒェン窯考案 nature21-plusさん<焚き火小屋の備忘録> 写真提供 veronica-t さん<田園で豊かに暮らす> この<ノブヒェン窯でピザやパンを焼こう!>ページ上の漫画、写真、文章について 営利目的でなければ、転載、転用、2次使用の制限はありません。 ご自由に使い、どうか役立ててください。
by t-haruno-2
| 2011-04-09 16:20
| ノブヒェン窯
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