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山の子

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2009年 03月 26日

その5 <ばあちゃんの山>

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   シイタケの栽培方法には、<原木栽培>と<菌床栽培>の2種類があります。

   <菌床栽培>は、
   おがくずに米ぬかやフスマなどを混ぜて、ブロック状に固めた<菌床>に
   シイタケ菌を植え付けて栽培する方法。

   <原木栽培>は、漫画でばあちゃんがやっているように、
   コナラ、クヌギなどの樹をほだ木にして、栽培する方法です。

   原木栽培は、まず、山にあるコナラやクヌギの大木を伐り倒すことから始まります。
   伐るのは、落葉樹が休眠期に入ってからですから、
   私が住む香川県だと、11月半ばから~が、伐採期間でしょうか。
   伐り倒した樹は、そのまま山の斜面に1ヶ月ほど置いておき
   中の水分を蒸発させます。
   その後、チェーンソーで1メートルくらいに伐り分けて、ほだ木を作る。
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   ほだ木もまた、日の良く当たる斜面に置いて、さらに乾燥させます。
   そして、1ヶ月ほど乾燥させたのち、
   漫画の<植菌>と<仮伏せ>の作業となるのです。
   植菌は、暖かい香川県だと、1月から可能で
   そこからは、(全国共通だと思いますが)ソメイヨシノが咲く頃まで・・・・・・と言われています。

   樹を切り倒したり、ほだ木を運んだりと、原木栽培は大変な重労働です。
   なので、
   最近は、プロの栽培農家でも、
   軽くて持ち運びに便利な菌床栽培が増えている、と聞きます。

   でも、

   山にある樹を利用して作るシイタケの面白さと感動は、やはり格別。

   里山にコナラとクヌギがある限り、原木栽培をする人はいなくならないだろうな、と思うのです。






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# by t-haruno-2 | 2009-03-26 16:11